日本は、四季のある最高な国?パート3
四季の中で冬が長く感じるのは何故か
デュラルライフや田舎暮らし、シニアライフの癒しのアイテムでも欠かせない四季を味わうという生活の発想。
今回は、日本の四季の中で、特に冬が長く感じるのは何故なのかの疑問に迫ってみます。
単純に言ってしまうと、そもそも嫌いなものは長く感じるからです。
四季の中で一番ダークな冬
冬の季節はデュラルライフ生活も田舎暮らしもシニアライフ生活でも行動が極端に抑制されてしまうので、ネガティブ感が非常に強くなるのです。
夏の場合、夏バテするのは8月に入ってからで、せいぜい1か月半くらいのものです。
しかし、寒さは、12月から3月までの4か月間も続くので断然長いのです。
厳密にいうと11月と4月もコートはいらないが、セーターを着こまないと寒いので、冬は正味6か月間となるのです。
冬は寒さに加えて日照時間も短いので、気分も落ち込む人が多いのです。
「早起きは三文の徳」とよく言いますが、冬ともなると、この名言はそぐわない気もしてくるのです。
朝の5時に目覚めても、いつまでたっても夜が明けない、冬の日の出は7時過ぎなのです。
これでは、せっかく早起きしても台無しです。
そして、日が沈むのは夕方4時で、5時ともなると真っ暗闇です。これでは気持ちも沈んでいきます。
夏の暗さには、心地よさがあるので、好奇心も芽生えて開放感に浸れるのです。
しかし、冬の暗さには極寒も伴い、意欲を減退させるので気も重く憂鬱になるのです。
そうなると冬は短いほどいいのです。いや、なくていい。
やはり寒さの辛さは人を容易に受け付けないものなのです。
それは、国連やその機関が、ユートピアと褒めたたえる北欧を見れば良くわかります。
国連があれだけ宣伝してくれているのに、人の入植は頭打ちで、人口減少の危機に晒されたままなのです。
実は、寒さと暗さになれている北欧人でも、冬となるとSAD季節性情動障害といううつ病状態になる人が続出するのです。
寒さは人の行動を阻害するし、暗さは人を寄せ付けないものなのです。
国連が言う、理想のユートピアとは、一番肝心の寒さを度外視して、福祉行政を際立たせただけのデタラメの話です。
私たち夫婦がマレーシアでロングステイのプチ体験をした時に一緒だった、別の2組のご夫婦は、いずれも北海道から来た人たちだった。
彼らが口を揃えて言うのは、もう寒いのはこりごり、リタイアした後は、暖かい南国で一年中、Tシャツ、短パンで過ごす余生を過ごしたいと話していたことが今でも印象に残っています。
彼らの動機は、やはり寒さへの抵抗だったのです。
1年のうち半分が寒い冬では四季と自慢してもドッシラケです。
四季を自慢するのだったら春、夏、秋、冬がバランスよく3か月でないとね。
明日は四季を喜べない商売の話です。
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