地方創生

パチンコ屋があれだけ普及したのは、身近な街中で手っ取り早くギャンブルが出来たからです。しかしオンラインギャンブルはパソコンやスマホで家でもどこでも手軽にギャンブルが出来ることで、パチンコの上を行く身近なギャンブルとなっているのです。

ギャンブルは、脳内のドーパミンが分泌され、快感だけが異常に活性化されてしまう理性を失う麻薬の一種なのです。オンラインギャンブルは1回の賭け金の幅が広いことで、負けを取り戻そうとして、雪だるま式に増えいく可能性があるので身を滅ぼすのです。

地方創生の一環として阿武町が人口減少の対策として招き入れたヤカラが巻き起こした4630万円の横領事件。このお金をネコババしてオンラインギャンブルで使い果たしたという稀代のズル坊主の一件で、オンラインギャンブルの存在が全国的となったのです。

「オンラインギャンブル」の存在は、田舎暮らしなどにも支障をきたすものなのです。田舎の場合、発散をする場が極端に少ないことで、「オンラインギャンブル」に嵌まる確率は非常に高くなるということが判ってきたからです。

地方創生は、ばら撒きや丸投げの体質が常態化して地方の既得権者の打ち出の小槌と化しているのです。こうして地方創生での移住招致がガタガタとなってしまったのは、このばら撒き丸投げ体質が原因の一端を占めることで、国と行政の怠慢そのものなのです。

補助金などのばら撒き丸投げが常態化すると貰う側の感覚が麻痺してくるので、有難みも消え、退廃を生み出して行くのです。そうなると大切に扱おうという意識が薄れてくるわけです。 こうした自治体が国民の血税を食い物にしているという現実があるのです。

現実の地方創生は、役場の担当者と住民たちとの意思の疎通自体も不十分なことで、嫌々ながら受け入れている状態となっているのです。こうしてはじめから主従関係が出来上がっているので、都会から移住する人は圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまうのです。

国は国民の血税を使って田舎の救済どころか田舎を左団扇にさせ、その余興を演出しているのです。そして都会の若者が、田舎の人間にいいように阻害され使いパシリとされている現実、それが多額の税金を浪費した地方創生の姿なのです。

結局、国のやることは毎度のばら撒きなのです。それは地方創生でも地域の特性も考慮せずに全国の市町村に一律に行われるので、丸投げと言われてしまうのです。また地方役人も金を貰ったところで、これと言った策も無いので、その金を活かせないのです。

国と農水省は、減反政策を導入して、米農家に補助金を出すことで他の作物などの転用農家へと主導し米の生産量を減らしてきたのです。 こうして、米の生産量を減らすことによって、米のだぶつきを防ぎ市場での米価を安定化させてきたというわけです。