田舎暮らしとスローライフ:スローライフも行動あるのみ
ようやく日本に浸透しつつあるスローライフの癒しの生活ですが、しかし、困ったことに、スローライフなどの癒し系の世界は長続きしないというジンクスが出来上がりつつあることも確かなのです。
それはスローライフを実践してみたが、すぐに飽きてしまったという方が結構多いからです。
スローライフは誰でも簡単に実践できるものなのに何故、挫折者が多いのでしょうか。
今日は、スローライフが飽きられてしまう実態を簡単判りやすく紐解くと共に、飽きのネガティブ感に関して持論を展開してまいります。
スローライフが飽きられてしまうのは、前にもお話した通り、スローライフに対しての認識不足からくるもので、スローライフの実践の仕方が理解出来なくなっているからです。
そもそも、スローライフは簡単とはいえども、黙っていても向こうからは来てはくれないものなのです。
そうなると、スローライフの実践には、「癒されたい」、「心がゆたかになりたい」という願望が必要となるので、それなりの行動力や計画的なビジョンも伴ってくるのです。
そうなると「癒され」どころか、そこまで話が進む前に面倒になってしまい飽きが来てしまう人も出てきてしまうわけなのです。
この場合は、現役の慌ただしさを引きずったまま挑んだことで、気持ちの切り替えが出来ていない段階で、いきなりスタートをしてしまったことから、スローなペースに馴染めなくて挫折してしまったのではないかということです。
またもう一つのケースは、田舎暮らしなどでいう「田舎暮らしでのスローライフ」というマスコミの安易な宣伝に触発されてしまい、田舎に行けばスローライフの世界が広がっているという、スローライフを受けの世界と勘違いをしてしまった人たちなのです。
スローライフとは、個人の幸せ観を育んでいくものなので、受け身の体制では実現が不可能なものなのです。
まあ、これ以前にそもそも人間とは簡単に飽きが来るものなのです。
現役時代の場合は、夢中になれた趣味や感動したりしたことでも、仕事に忙殺されてしまうと、次々とかき消されていくものです。
なので、チョットした感動などは記憶にも止まらないことが多くなるのです。
飽きのトラウマは、スローやシンプルライフなどの癒し系にとっては、非常に足枷となってしまいます。
出来ることなら現役時代から、周りには悟られずに徐々に気持ちの切り替えを図って行きたいものです。
リタイアした場合は、完全に気持ちを切り替えましょう、過去の雑念に惑わされてはダメです。冷めた自分は捨て去り、好奇心旺盛な無邪気な自分になり切る。
スタートはそこからなのです。
人はどうしても慣れ親しんでしまうと飽きが来るものです。飽きてしまうとその先にあった、見えていなかった部分にまでは到達出来ません。
それってよくよく考えたらもったいないことですよね、下手すると自分の人生を変えるような出来事に遭遇出来たかも知れないのです。
しつこく言う通り、幸せやスローライフの生活は向こうからはやってこないものです、何ごとにも行動することで変化は訪れるのです。
今一歩深入りしてみましょう。
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