人口流入で街が活性化して地場の人間は大金持ち
それでは、昨日に引き続き、田舎の人間の閉鎖的な目を覚ますために、今日も街の活性化の基本中の基本の話を進めさせて頂きます。
まあ、ちょっとズレた感もありますが、あしからず。
今の田舎の人からすると、過度な人口の流入は街を乗っ取られるのではないかという危機感が頭をよぎるのです。
だが、実際多くのケースを見るとネガティブがポジティブに反転しているのです。
他からの人口流入で、そこに古くから住む地場の住民たちは隅に追いやられたか、とんでもない、ネガティブがポジティブに反転したのです。
人口の増加で土地は高騰するは、移住してきた人たちを対象としたあらゆるビジネスが生まれ、地場に住んでいた人たちは、いち早くそのビジネスに従事することが出来たので、殆どの人たちはほぼ全員がハイソとなり、見違えるような裕福な生活を送れることになったのです。
こうした地域の地場の人間は勝ち組なので器が大きくなっているのです。
自分たちが裕福になれたのは他から移住してきた人たちのお陰であると思えるのです。
まあ、悪い言い方をすれば昔からある利権の殆どは掌握出来るし、新しいものもいち早く従事出来るので良いことずくめと言ってもいいくらいです。
私が住む湘南地域も同じなのです、海の漁業権を握っているのはすべて地場の人間だし、そして釣り船など遊漁船も然り、そうした古くからの既得権益は守られるのです。
そして私が思春期に暮らした多摩などは、多摩村のど田舎だったのが、ニュータウンの建設で多摩市になって、同級生の土着の人間はみな大金持ちとなったのでした。
まあ、今の過疎化が進む田舎を前にして、この話を持ち出すのは少し筋違いと思われてしまいそうですが、何度も言うが基本は人の流入なのだと言うことです。
これでお判りの通り東京周辺の地域は人口の流動によって軒並みが活性化しているのです。
本気で街の活性化を促すのであれば人口流入によって田舎からハーフビレッジ(半田舎)に変えて行こうという気構えが必要だということです。
地場の人間はリーダーシップがとれる
1000人の集落に1000人が移住して来たらどうだろうか、それでは街が乗っ取られると思ってしまうのは当然のことかも知れません。
でも、冷静に考えよう、地場の利権は掌握したままだし、そこからは1000人を対象としたビジネスが生まれるのです。
なんと言っても、連帯感があるのは地場の人間だけなのです。
移住者は互いを知らない人たちばかりなので、組織化されたまとまりがある人たちではないのです。
こうなると、穿ったことを言えばいくらでも主導権を握ることが出来る立場なのです。
後は寛容に受け入れる姿勢こそが大切だということです。
田舎にとってこんないいチャンスはないのです。
でも、残念ながら、ちっとも旨く行っていないのが地方創生事業なのですよね。
それではこれより地方創生の話題を明瞭にさせて行きたいと思います。
今日はここまでとさせて頂きます。
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