ピエロに臭すぎ、人間の尊厳を傷つける医療・介護現場の劣化の現実
病院・介護施設で入院患者や施設への入居者を中傷して弄ぶ行為が行われていたことが発覚して大騒ぎとなっているのです

2025年問題と騒がれて1年が過ぎ、日本の医療・介護現場もとうとう崩壊の兆しが見えてきてしまったのでしょうか。
介護施設で高齢のお年寄りに「ピエロやチアリーダー」のカッコをさせ、認知症の入所者には「プロレス技」を仕掛けて虐待し、はたまた医療現場では「デブすぎ臭すぎ」と中傷して入院患者を勝手に撮影するという、人間の尊厳を傷つける行為が公然と繰り返されていたのです。
う~ん、日本は未曽有の高齢化社会、これは「明日は我が身」といえるものです。
ということで今回は、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交え、人間の尊厳を傷つけるという、聞くに堪えないほどの医療・介護現場の退廃した実情に迫り、そのクズな所業を茶化して糾弾してまいります。
医療・介護現場は3K職場のレッテル
日本という国は、御多分に漏れず、高齢化社会が進んでしまったことで、お年寄りの数が国民全体の3分の1という異常な高齢化社会という状況に成り果てているのです。
そんなことで医療・介護現場はパンク状態と化してしまい、人材の確保が逼迫状態となってしまったのです。
とくに介護現場の場合は、3K職場のレッテルを貼られた職業となってしまったことで、若者たちからも敬遠される職業の一つとされてしまったわけです。
そうなると、介護現場は常に人材の確保が急務とされたことで、介護に携わるモチベーションのない人物も数多く入り込んでしまったのです。
本来、医療・介護現場は人の命を預かる職業なのでモチベーションのない人物の起用はあり得ないことなのです。
しかし、とくに介護現場の場合は、人を振るい分けが出来ないほどの人材不足となっていることで、見境がなくなっている状況なのです。
患者を無断で撮影をして中傷動画を流す
そうした中、千葉西総合病院の徳洲会では、2人の女性看護師がベッドに横たわる患者の様子を無断で撮影をして「デブすぎ臭すぎ」と患者を中傷し、「まじ暇」「つまんねえ」などのテロップも付けてSNSに流していたのです。
これを受け徳洲会病院では「SNSへの動画投稿に関するお詫び」と題して「この度、当院に勤務する職員が、院内で患者様が映り込んだショート動画を個人のSNSアカウントに無断で投稿していたことが判明いたし、患者様およびご家族をはじめ、関係者の皆様に多大なるご不安とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪をしたのでした。
いやー、人命を授かる切迫した医療現場である筈なのに、暇でつまらないとは、これ如何に、医療従事者にあるまじき何ともぶったるんだ言い回しです。
法律の守秘義務があるので逮捕の案件
そもそも入院患者は体をまともに動かすことも出来ない、その患者を勝手に映して笑いものにするという鬼畜のような言語道断の所業なのです。
何より看護師の場合、法律上の守秘義務が存在するので、この行為は医療機関としての信頼を失わせる重大な違反です。
まさかのことですが、徳洲会という医療グループにはこうした怠慢な職場の空気が蔓延していたのでしょうか。
75歳以上となったら病気のリスクは一気に上がるので、医療措置を必要とする人だらけとなる、これでは医療現場は崩壊しかねない。
そうなると、認知症や介護を必要とする人も大幅に増えて行くので、介護現場はどんどん人手不足となると予測されてきたのです。
医療介護現場の問題は「2025年問題」と騒ぎ立てられてきたのですが、それがモロに出て来てしまったわけです。
結局、政府も解決策の糸口はつかめていないのです。
不良が入り込んでしまった介護施設
それではここからは介護現場で表面化した高齢者や認知症患者の方に対する人格を踏みにじる卑しい行為に迫ります。
本来、介護に従事する人は、志のある人か、この道のプロフェッショナルでなければ務まらない職場なのです。
嫌々ながら仕事に従事するようなモチベーションの無い人には参加もしてほしくないのが介護の現場なのです。
なので、とてもじゃないが、素人の寄せ集めのボランティア程度では務まらないのです。
ところが、人材の売り手市場となっている介護業界の場合は、応募人は引く手あまたの状況なのです。
こうして多くの不良従事者たちが入り込んでしまったのが介護業界の実態なのです。
ストレス発散で暴力が常態化
今回発覚をしたのが、大阪府羽曳野市のグループホーム「みやび」の介護職員4人が、入所する高齢男女4人にプロレス技をかけたりチアリーダーの衣装を着せたりする虐待を繰り返していたというものです。
結局、今回発覚した「ピエロやチアリーダー」のカッコや「プロレス技」を仕掛けるのは、自分たちのストレス発散の為に常態化した軽薄な行為で、人権の侵害でしかないのです。
こうした行為を繰り返していた4人の職員は「ふざけあいの冗談のつもりだった。入所者とじゃれ合っていた」という趣旨の話をしているそうですが、高齢者が年の若い連中にプロレス技を掛けられて、じゃれ合いになる筈もありませんよね。
前に介護士の方にリポートした際に、入居者に暴力を振るうような人物は、他の施設に移っても同じことを繰り返すと語っていたことを思い起こすのです。
その方は、介護業界の信用の為にも一度介護施設で入居者に対して暴力沙汰を起こした人物は2度と介護施設では従事出来ないと法律で定めて行かねばダメだとおっしゃっていたのです。
それは介護の受け皿はユルユルなので、不良人間の浮浪の場と化しているところがあるからです。
介護業界には信用が確立されていない
ここからはビジネスとしてまだ新しい介護業界の実情に迫って行きます。
介護業界は、高齢者の数が増大していくことが予測されたことで、失敗が無い成長業種として注目されてきました。
しかし、介護施設の運営には設備投資の過大さが伴うので、それなりの資本力を備えた企業でなければ参入は難しいという条件があるわけです。
そうした背景もあり、介護には無縁の様々な企業、建設系企業や不動産業界、そして人材派遣業など、様々な異業種からの参入が相次いだのです。
こうして介護業界は社会保険制度の導入によって多くの企業が参入し急成長してきたことは事実ですが、未だに福祉事業として確立はされていないのです。
それは需要が多くても介護施設の運営自体がビジネスを牽引しているとは言い難い状況だからです。
結局、介護とは無縁の様々な企業の寄せ集めで成り立つ業種なので、経営の本質が呑み込めない状況となっているのです。
結果は、何事も中途半端となってしまい国からの社会保険制度を悪用することがまかり通ってきたのです。
医療・衛生など様々な分野に直結する規制や基準が当て嵌められたことや、過大な設備投資に翻弄され、採算に見合わない事業の典型となってしまった感もある。
企業努力の限界からか、利益を生むには人件費を抑えざるを得ないという悪循環の体質が蔓延してしまい、それがサービスの低下を招く結果にも繋がっており、失敗撤退が後を絶たない業界となったのです。
介護職が以前より注目されなくなったのは、介護業界には信用が確立されていないことが世間に知れ渡ってしまったことも大きいのです。
さらには、業界の歴史が浅いことで、自分の将来を見極める目標値が見えないことなどで、若者は介護を敬遠し出したのです。
医療・介護職は崇高な理念を持つべき職業
そもそも医療や介護の現場は、ベールに包まれた部分も多く、実際の業務はどうなっているかの確証がつかめないところがあるのです。
とくに介護の場合は、回復して感謝をされることがないこと、これに虚しさを感じてくると、人によっては達成感には結びつかなくなってしまい、やりがいを失う人もでてくるのです。
そうなると、熱かった気持ちは急激に冷めていき、いつしか感覚が麻痺してしまい、ものを扱うかの如くに陥ってしまうのです。
イヤー今の現実では、医療も介護もお寒い限りです。
終の棲家となるかも知れないというのに、医療施設や介護施設が不良人間に蝕まれているとなったら安心して余生を送る夢も台無しです。
国や医療・介護業界は、この事態を深刻に受け止めて、一刻も早く医療福祉人としてのモラルの向上を徹底させ、崇高な理念を持つ健全な運営を構築せねばならないのです。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。





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