トランプマジック全開こんどは国連本体の番かも

前回のアメリカの国連機関の話の最後に、アメリカの国連機関の脱退は、本命である国連本体の脱退を見据えたものかも知れないとお話しましたが、どうやらその予兆は早くも現れ出しているようなのです。
というのは、2025年度のアメリカの国連分担金が未払いだというのです。
国連のドゥジャリク報道官は、アメリカが2025年度の国連分担金が未払いであることを発表した上で、このままアメリカの分担金の未払いが続くと、国連総会での投票権の停止に繋がる可能性があると、暗にアメリカへの警告ととれる表明をしたのでした。
ということで今回は、世界中を震撼させているトランプ大統領の国連とのせめぎ合いに視点を向け、アメリカを失望させた国連の実態に迫り、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて簡単判りやすく解説してまいります。
アメリカの国連分担金の未払いの衝撃
え~っ、国連の分担金払っていなかったの⁈
払うの忘れちゃっていたのかなあ⁈
いくら何でもそんなバカなわけはないですよね。
まあ、払わないのじゃ、国連が警告するのも判らなくもないけど、アメリカの場合、国連への分担金はダントツ1位だし、常任理事国のトップ国なのです。
いきなりこんな発表はあり得ないことなので、分担金の問題でアメリカと国連との間で、それなりのせめぎ合いがあったことが窺い知れるわけなのです。
それにしても、こんな発表をするなんて、完全に喧嘩を売っちゃっていますよね。
いやーこれって、トランプ大統領が中国とロシアに牛耳られている無能な国連に完全に見切りをつけて、第二の国連の創設を視野に入れた動きというわけなのでしょうか。
ひょっとしたらトランプマジックで世界を大転換させようということなのかも、もうトランプ大統領からは、片時も目が離せなくなってきました。
アメリカにとって国連はタダの金食い虫
何だかんだ言っても、世界の交通整理の役割を果たしていたのは、国連ではなく全てアメリカだったのです。
そのアメリカが国連から脱退してしまったら、国連の存在はタダの絵に描いた餅の存在でしかなく、国連に持ち込まれる議題の殆どは 机上の空論と化すだけでしょう。
本来、世界中には早期解決を図らねばならぬ課題が山積しており、国連の活躍の場は数多くある筈、しかし、今の国連の組織体制では、とてもではないが、世界の調整役や交通整理を担うことは難しいのです。
それは、硬直化した巨大官僚組織と成り果てたことで、強権発動も実力行使にも不適格な存在となってしまったからです。
それだけではなく、アメリカが抜ければ中国とロシアの独壇場となるので、悪の枢軸の組織と化すだけです。
そうなれば、そこには日本の居場所もないということです。
アメリカのジレンマはもはや最高潮
今迄のアメリカは、国連でのリーダーシップの基に様々な紛争地帯で多くの犠牲を払って和平に結び付けてきたのですが、それをよしとしない勢力から更なる恨みを買い続けてきたのです。
また、一時的に敵を制圧しても、さらにそれを上回る過激な敵が新たに出現し、テロと言う仕返しでアメリカを混乱に陥れるというマイナスの連鎖に引きずり込まれてきたのです。
アメリカ国民は、国連のリーダーシップの役割で、揉め事だらけの紛争地帯にこれ以上深入りしても、有り難がれることは殆ど無く、憎しみばかりが増大する現実を散々目の当たりにしてきたわけです。
おまけにアメリカ国内の財政が逼迫しているのに、国連の負担金が嵩むので、何一ついいことが無いのです。
これでは、アメリカ国民が、もう国連と拘っていたら割に合わないと感じるのは当然の成り行きです。
また、平和の使者として、国連を代表してアメリカが率先して命を懸けて行動しても、メディアの報道スタンスは一貫してアメリカの行動に否定的で、成功したところで難癖だらけで良い部分は報道されない、失敗しようものならキャンペーンを組んで袋叩きと言う報道内容に、さすがのアメリカ国民も嫌気が差してきたのです。
国連は欧米側と中国・ロシアの対立軸で機能不全
それにしても、国連は何故、機能不全となってしまったのか、その最たる問題こそが、国連の事実上最高機関と言われる5か国で構成される常任理事国の存在です。
その常任理事国とは、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の5カ国で構成され、国連で審議される最重要テーマは、この5カ国の採決で決定することになるのです。
ところが、常任理事国には拒否権と言う反対票が与えられていて、5カ国のうち1カ国でも拒否権を発動すると採決できないのです。
これによって、多くの重要テーマが採決されないという事態が現実に起こっているわけです。
結果、ロシアと中国の反対によって、まったく審議が進まない状態が続いており、国連の機能は停止状態といっても過言ではないのです。
そもそも、各地の紛争は、欧米側とロシア、欧米側と中国という対立軸構造が主流なのです。この構造がある限り、話が進展して行かないのは誰が見ても明白です。
特に最近は、中国は覇権主義を明確にしているし、ロシアもソ連時代の独自路線を明確にしだした、こうなると協調など吹っ飛び、ことごとく対立して行くしかない。
過去を見ても、国連は深刻さを増す程に無力となり、事態打開には、まつたく対応できない組織であることが知れ渡ってしまったのです。
国連はタダの象徴と化した
国連は1945年に設立され、国連の前身である国際連盟も換算すると、100年以上にわたって世界をまとめてきた⁈⁈⁈機関なのです。
しかし、今の国連は、世界の人が想像するのとは裏腹に、何とも頼りない実態が浮かんでくるのです。
ロシアとウクライナの戦争でも、国連の主導権を握るロシアが戦争当事者なので、国連の仲介などドッシラケ状態となり、拘っているのはアメリカを中心としたEUやNATOというヨーロッパ各国なので、国連は完全に蚊帳の外に置かれた存在なのです。
それは、イスラエルとハマスの戦争もそうだし、イスラエルとイランの戦争も同じで、国連は、事務総長がコメントを発するだけなのです。
日本の場合、こうした実態を無能オールドメディアが意図的に知らせないので、国連神話を未だに抱いている人もいるのです。
しかし、実態は残念ながらこんなもんなのです。争い事や、困った国を見て、国連がうまく取りまとめるなんてことは一切ないということです。
しかしながら、敗戦先進国の日本の場合は、国連本体はもとより傘下の機関も含め莫大な援助を施してきたのです。
しかし中国の大反対にあって国連での常任理事国入りは永久に閉ざされた状態なのです。
こうして日本は、国連でも金だけは多く出して、常任理事国への扉も開けられず、発言力の向上もままならない状況のままで隅に追いやられて虐げられてきたのです。
結局、この国連での醜態が、舐められっぱなしの今の体質にも繋がっているわけです。
アメリカが国連から脱退したら、日本は中国から恫喝されて新たな負担を強いられるだけ、もはや国連に在籍する意味は全くないのです。
どうやら、第二の国連の実現は夢物語ではないようです。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。





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