NATO会議で再燃したグリーンランド問題を柔軟な頭で読み解く
トランプ大統領の思惑はアメリカ本土の防衛構想と資源を中国に奪われないこと

今回のNATO会議で、トランプ大統領がNATO諸国に対して大不満を漏らしていたのは、イギリスとスペインの裏切り行為とアメリカがグリーランドに介入しようとしたことをNATO諸国が話を拡大解釈をして一斉に反発を示したことなのです。
ここのところ、アメリカの中間選挙を前に、リベラルたちの動きが慌ただしく成ってきたのです。
それは世界のリベラル連合たちが、何とかトランプ大統領の勢いを弱めようとあの手この手の画策を弄しているからです。
その最たるものが移民を取り締まるICEでありグリーンランド問題なのです。
このグリーンランド問題では、当事者であるデンマークのフレデリクセン首相やフランスのマクロン大統領、カナダのカーニー首相などが、トランプ大統領に対してプレッシャーを掛け続けているというわけです。
しかしながら、デンマークはアメリカを敵視し過ぎだし、フランス、カナダは自分の国がグチャグチャということで、それぞれの国民から冷ややかな目が向けられているのです。
ということで今回は、日本のマスゴミのインチキ報道によって、歪曲化されたままのグリーンランド問題に迫り、この問題の誤解を解いて行く為にいつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて簡単判りやすくグリーンランドの実態を語ってまいります。
アメリカと自由協定を結んでいる実態
トランプ大統領がグリーンランドに拘るのは、アメリカ本土とEUの防衛を担う重要な戦略地点であること、そしてもう一つはグリーンランドの資源ということに尽きるのです。
実は、日本のマスゴミの報道では触れられていませんが、アメリカとデンマーク政府とグリーンランド自治政府は自由協定を結んでいる仲なので、アメリカが唐突にグリーンランドへ介入をしているわけではないのです。
そう、この自由協定を結んでいる事実をマスゴミは一切伝えないのです。
何より、第二次世界大戦中のデンマーク政府はナチス・ドイツに属していたことで、大戦終了後は、戦勝国であるアメリカが一時的にグリーンランドを仮の領有をしていたのです。
その際にアメリカ軍がミサイル防衛のチューレ基地を設立した経緯があるからです。
その点をきちんと報道をしていないことで誤解を生んでしまうのです。
まあ、日本のマスゴミはトランプ大統領を肯定する情報なんて流すわけはないですよね。
だからアメリカはどの国よりもグリーンランドに対して意見を挟むことは可能なので、デンマークのあの態度はないのです。
「グリーンランドは売り物ではない」の小バカな発言
グリーンランドの問題は、ポピュリストであるトランプ大統領が一期目に唐突に発言したことで、誰もがまた始まったと思ったわけです。
何と言っても、あの時点では、各メディアもグリーンランドの詳細を認識しておらず、その重要性に関しての知識も皆無だったからです。
ところが、歴史を調べたら、歴代の大統領たちがグリーンランドへの食指を伸ばしていることが判り、調べれば調べるほどその重要性が理解出来たことで大慌てとなったのでした。
結局、この問題が軽薄に扱われたのは、デンマークのバカ首相の発言「グリーンランドは売り物などではない」という小バカにした態度がリベラルメディアに受けて、トランプ大統領の軽薄感を醸し出す相乗効果に繋がって行ったのです。
そうしたことで、日本のマスゴミは相変わらずデンマークの首相の困り果てた顔を映し出して、トランプ大統領が無理難題を押し付けているという印象操作を加えているのです。
まあ、これはいつもながらのことで、理不尽な脅しを掛けて来るトランプ大統領に対して、デンマーク政府とグリーンランド自治政府がタッグを組んで応戦しているという演出仕込みの情報を流しているのです。
イヌイットはデンマーク政府を怨んでいる
前にもお話した通り、デンマーク政府とグリーンランド自治政府との間は、非常に根の深い確執があることで、一枚岩どころの話ではないのです。
それは、近代化政策と称して、イヌイットの人口を抑制する為に民族浄化の強制避妊を実行したり、イヌイットの子供たちを親から引き話して、遠いデンマーク本土で養子にするなどの人権侵害の行為を繰り返して来たからです。
要するにデンマーク政府は、先住民族のイヌイットたちを野蛮な民族と定義していたのです。
とにかくデンマーク政府によるイヌイットへのこうした迫害行為は、未だに疑心暗鬼を生んでいることで簡単には拭えないのです。
そもそもグリーンランドの先住民であるイヌイットの人たちが今住んでいる場所は、デンマーク政府から強制的に移住をさせられた場所なので、縁もゆかりもない土地なのです。
先住民がもともと住んでいた場所は、デンマーク政府が推進する近代化政策の一環として廃村措置となり跡形もなく消えてしまったわけです。
こうして、イヌイットたちは、もう戻る場所はないので、完全にデンマーク政府の手の中にいるというわけです。
グリーンランドは世界一の自殺率
自給自足の狩り生活を送っていたイヌイットたちは、強制移住をさせられたことで、生活環境は激変してしまったのです。
イヌイットたちの生活は、先祖代々酷寒の地で耐える精神を学んで生き延びて来た特異で誇り高き民族なのです。
その耐える精神のポリシーとアイデンティティが近代化と共に破壊されてしまい、拠り所が無くなったイヌイットたちは夢も希望もない現実を突きつけられてしまったのです。
グリーンランドは、氷で出来た大地、日照時間の短さと寒さ過酷な気候下におかれていることで、結局、狩りが出来ないジレンマから、行動も狭まれ日常生活も制約されてしまうのです。
そもそも、寒さは人の行動を阻害するし、暗さは人を寄せ付けないものです。
実は、イヌイットたちでさえ、氷の中の生活は憂鬱になるそうで、季節性情動障害という寒さによって巻き起こるうつ病状態になる人が続出するのです。
これらが結果的に過度なアルコール依存や薬物汚染などにも繋がってしまい、若者たちが自暴自棄となって、自死の連鎖が止まらなくなって行ったのです。
これで、グリーンランドという島が世界でも突出した自殺大国であることが理解出来たことでしょう。
この悪夢を招いたすべては、デンマーク政府の民族差別から来るものなのです。
こうしたことで、グリーンランド自治政府はデンマーク政府からの独立を模索してきたのです。
アメリカの支援は欲しいが領有は嫌
グリーンランド自治政府は、デンマークからの独立はしたい、それにはアメリカの支援は不可欠なのです。
だが、アメリカの完全な領有には大反対の姿勢を取るのです。
それはそうですよね、せっかくデンマークから離れられても、アメリカに支配されたら独立の意味がないからです。
だから、グリーンランド自治政府は、アメリカのことを嫌っているわけではなく、むしろアメリカの関与は大歓迎なのです。
でも、アメリカに支配されるのはダメということで、グリーンランド自治政府もしたたかに、アメリカとデンマークを天秤に掛けているのです。
現状のグリーンランドは、イヌイットの人にとっては、メチャクチャ中途半端ではあるが、デンマーク政府の全面的な支援と経済政策によって成り立っていることで、あからさまにデンマーク政府に対して敵対心を露わにすることも出来ないのです。
だから表向きはデンマーク政府と協調しているポーズをとっているというわけです。
グリーンランドを開発出来るのはアメリカと中国だけ
デンマーク首相は、グリーンランドはデンマーク領なので、国家の主権を守るとか言っているのですが、この氷の島を発見したのが、たまたまデンマーク人の探検家だっただけで、そもそもデンマークがグリーンランドを開発して来た歴史も殆どないのです。
要は余りに遠くにあるのと、デンマークが小国過ぎるので弄ぶだけだったのです。
とにかく、グリーンランドは街と街を結ぶ道路がないというライフラインがほぼゼロの島なので、そこで資源の開発を行うことは、新たなライフラインの構築が必要となるのです。
そうなると、デンマークのような貧乏国では、100年いや1000年経っても開発は不可能なので、永遠に塩漬け状態となってしまうことでしょう。
だから前にも話した通り、グリーンランドでの資源の開発が可能なのは、アメリカと中国だけなのです。
アメリカにはアラスカの資源を開発してきたノウハウがあるし、氷の大地にアンカレッジという巨大な近代都市を作り上げた実績もあるのです。
グリーンランドは、そのアラスカから最も近い位置にあるわけです。
アメリカの主張はリベラルメディアがいうほど阿漕なものはないのです。
もうこうなったら、アメリカは今迄通りの自由協定の範囲で、宇宙防衛軍の基地の存続だけにとどめて、資源開発はアメリカも中国、ロシアも手を付けないという取り決めをすることが一番ベターなことなのかも知れません。
まあ、トランプ大統領のパフォーマンスによって、中国とロシアへの抑止となったことだけでも大きいのです。
悪いがグリーランドは、人間が住むには最悪な環境なのです。
結局、面倒ばかりとなるので、もう拘らない方がいいのです。
ただ、そうなってしまうとデンマーク政府は負担が増え続け、そして仮にグリーンランド自治政府は独立したところで独自で自立の打開策は見い出せないので、自殺者は更に増え続けることになってしまうことでしょう。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。




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