忍者ライターの久保誠が語るシニアライフのデュラルライフ生活、田舎暮らしの本音と真実
本ブログはシニアライフのデュラルライフ生活を実践し、様々な田舎をリポートしてきた私の体験を基に記事を構成しております。 短すぎず長すぎず、簡単判りやすく、そしてバックグラウンドの視点をモットーとした内容です。

忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。

ブラジル大統領選も右派と左派が拮抗してヒートアップ状態

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ブラジル大統領選も右派と左派が拮抗してヒートアップ状態

ブラジル大統領選は現職左派のルラ大統領と右派の前大統領の息子であるフラビオ・ボルソナロ氏との一騎打ちとなり白熱状態なのです

中南米諸国に巻き起こった右派の台頭という大旋風の中で、唯一の左派の牙城となっているのがブラジルのルラ政権なのです。

ご承知の通り、中南米諸国では、ベネズエラの左派政権の崩壊から、チリ、ボリビア、ペルー、コロンビアと左派政権の崩壊がドミノと化してしまい、右派政権が次々と誕生するという異例の事態となっているのです。

そうした中で、10月に行われるブラジル大統領選挙では、ルラ大統領が左派政権を守り通すことが出来るのかに注目が集まっているというわけです。

ということで今回は、左派政権が次々と崩壊するというドミノ現象が起きている中南米諸国の中で、南米屈伸の大国であるブラジルの大統領選挙の動向にスポットを当てると共に、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交え、日本人が忘れかけているブラジルとの拘わりなどを語ってまいります。

右派のうねりがブラジルでも巻き起こるか

10月に行われる現職のルラ大統領と前大統領の息子であるフラビオ・ボルソナロ氏との一騎打ちとなるブラジルの大統領選挙も白熱を増して来たのです。

世論調査によるとルラ大統領がボルソナロ氏をリードしてきたが、その差はどんどん縮まり、とうとう両者46%と並んでしまったからです。

これは、南米諸国全体に波及した左派への幻滅から右派ラッシュのうねりがブラジルにも押し寄せているからです。

中南米諸国では、左派政権による麻薬組織などに対する寛容な政策が祟って治安の悪化に歯止めがかからない状態と化していたのです。

これに失望したことで右派への政権交代が相次いだわけです。

ボルソナロ氏は減​税や犯罪対策の強化を公約に掲げ、父親の政治的遺産を引き継ぐ考えを強調し⁠たのです。

父親のジャイル・ボ​ルソナロ前大統領は、ルラ大統領が勝利した前回大統領選の結果を覆そうとした​疑いで、現在は自宅軟禁下に置かれているのです。

45歳のボルソナロ氏と比べ、ルラ大統領は81歳という高齢が懸念されているわけです。

外からもヒートアップ状態

ボルソナロ氏にはトランプ大統領やアルゼンチンのミレイ大統領が支援に回っていて、トランプ大統領は、関税でルラ政権にプレッシャーをかけ、ミレイ大統領は「ルラは刑務所に収監されていた犯罪者だ、犯罪人は大統領になる資格はない」と叫び、ルラ政権とアルゼンチンの事実上の断絶という強硬措置に出るという国外からもホットな応援合戦が繰り広げられているのです。

トランプ大統領とルラ大統領との亀裂は、トランプ大統領が中南米諸国で行っていた麻薬組織撲滅作戦の中で、ブラジルの最大の犯罪組織である「首都第一コマンド」と麻薬密売組織「コマンド・ベルメーリョ」を外国テロ組織に指定したことで、内政への干渉であると厳重抗議をしたことで決定的となったのです。

これは、治安の悪化に苦慮する南米国民の思いとは逆行するものなので、ルラは犯罪組織の味方かというあらぬウワサも広まってしまったのです。

しかしながら、両者46%と並んだことで、カギを握るのは8%の浮動票となるので、白熱のヒートアップ状態となっているのです。

ブラジルという国も、左派と右派が真っ二つに割れた状態なので、根強いアンチルラとアンチボルソナロが存在するので、選挙前から不正と思われる行為が日常化しているのです。

ブラジルは日本人の出稼ぎのルーツ

それではここからは日本にとって外すことが出来ないブラジルとの拘わりを簡単に語ってまいります。

ブラジルは日本にとって、とても深い繋がりを持つ国なのです。

それは、天皇陛下御夫妻はブラジルに3回も訪問をしているし、ルラ大統領は、日本への来日では国賓待遇で迎え入れられているからです。

それはブラジルといえば、日本人にとって、初の移民の受け入れ国であって出稼ぎの地という日系移民の先駆けの国だからです。

日本人のブラジルの入植の始まりは、1908年の「笠戸丸」で800人の農園労働者がブラジルのサントス港に渡ったのが最初で、その入植は太平洋戦争直後まで続いたのです。

そしてブラジルへの入植は、戦後も復活して多くの日本人がブラジルに渡ったのです。

こうして日本人は100年以上前から、新天地を開墾する夢を以て広大なブラジルに次々と入植して行ったというわけです。

まあ、実際の日本人移民の場合は、家畜同然の扱いを受けてしまい耐乏、貧乏の極貧生活だったことで、想像を絶する苦労を余儀なくされてしまったのです。

そんなことで、ブラジルには日本人街や日系人のコミュニティが数多くあり、日系人の数も270万人も存在するといわれているのです。

移民の受け入れ国から送出国に転換

この日本人の移民の受け入れ国であったブラジルですが、1985年を境に移民送出国に転換をしたことで、現在の在留ブラジル人の数は、約21万人にも及ぶのです。

1985年以前は、日本在住のブラジル人は、領事館の職員、留学生、企業の駐在員及びその家族によって構成されていた2千人あまりしか存在しなかったのです。

ブラジル人の入国が一気に増えた背景は、1980年以降、日本の景気が過熱状態のバブルが始まり、人手不足の状態となったことで、日本企業がブラジルの日系人を積極的に採用したからです。

この噂が南米全般に広がって行き、南米に暮らす日本国籍保有の日系人たちが日本に帰国をして就労するということが頻繁化して行ったのです。

その後は、ブラジルの国籍者に対しては、法務大臣から特別ビザが発給されることになり、ブラジル国籍の日系2世や3世たちも日本で就労することが常態化したというわけです。

この時期のブラジルは、ハイパーインフレの破綻寸前に追い込まれていたことで、国内に留まっても就職は皆無状態であったことで、我先へと日本を目指して行ったのです。

また、親族の訪問の定住在留資格も創設されたことで、在留ブラジル人の数は、2007年には31万人まで膨らんで行ったのです。

そのブラジル人の労働者が多いのは、愛知県の豊橋市と静岡県の浜松市で、この地域は自動車関連の製造工場が多いことで、ブラジル人の工場労働者が数多く就労をしていて、ブラジル人の存在がなければ操業が出来ない状態なのです。


日本にとっては、当然、右派のボルソナロ氏が勝利した方がいいに決まっていますよね。

ボルソナロ氏が勝利すれば、中国を牽制するので、日本との取引も拡大して行くからです。

何と言っても、ブラジルという国は様々な鉄鉱石を産出する資源大国なのです。

広大な国土を持つブラジルの場合は、未だ手付かずの豊富な資源が眠っているので、エネルギー資源のない日本にとって最も魅力ある国と言っていいのです。

まあ、ルラでもいいのだけど、中国にいいとこ取りされるのもしゃくですよね。

そんなことで、ブラジルの大統領選も他人事ではないのでした。

※海外情報はどんどん順送りとなってしまい、チョット情報が遅れ気味ですが、ご容赦願います。

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