イスラエルのモサドはイランの重要拠点を全て内偵済み
モサドのスパイによって丸裸にされてしまったイラン

ここに来て、イラン情勢は仕上げの段階となり一気に緊迫度が増して来たようです。
それは、どうやらイランの原油を輸出する世界最大級の石油ターミナル施設であるカーグ島のハ―ルク石油ターミナル基地をイスラエルが攻撃に踏み切る可能性が出てきてしまったからです。
ここを攻撃したら大変なことになる、それはハ―ルク石油ターミナル基地とは、中国への原油輸出の大拠点となっているからです。
このカーグ島のハ―ルク石油ターミナル基地に対しては、前回の12日戦争の前からイスラエルのモサドによって基地の内偵が完了していて、いつでも攻撃スタンバイの状態にあるようなのです。
そう、もはや、イランの油田網の全てはモサドによって内偵済みという状態なのです。
それにしても、改めてモサドの諜報活動の緻密さ凄さが判りますよね。
ということで今回は、戦争というテーマに於いて、完璧なシナリオを企画してしまったイスラエルのモサドという世界一のスパイ網の諜報力にスポットを当て、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて、簡単判りやすくモサドの凄さを語ってまいります。
イランの息の根を止める為にモサドが企画したシナリオ
そのターゲットとしているのは、内偵を済ませたイランの原油施設で、とくに石油ターミナルの中心基地であるカーグ島のハ―ルク石油ターミナル基地に狙いを定めているのです。
ハ―ルク石油ターミナル基地は、イランの原油輸出の90%を占めているので、ここが攻撃を受けてしまったら、イランのエネルギー事情は壊滅状態となってしてしまいイランは完全なお手上げ状態となってしまうことでしょう。
何より、このハ―ルク石油ターミナル基地からは、中国向けの原油の輸出がメインとなっているので、イスラエルの攻撃で稼働が不能となれば大規模な混乱が発生することは間違いのないことなのです。
しかし、アメリカはそれは不味いと、イスラエルをなだめ、特殊部隊の派遣を協議して、基地の制圧作戦を試みようとしているのです。
何と言っても、ハ―ルク石油ターミナル基地を破壊してしまった場合、短期的にエネルギー価格の高騰を招き、世界の石油・ガス市場に重大な影響を及ぼしかねないという懸念と、一端破壊をしてしまったら、復旧再稼働には相当な年月が掛かってしまうので、制圧後に利権にも与れないからです。
カーグ島のハ―ルク石油ターミナル基地とは、アラビア湾北部のイラン本土東岸 18 マイルに位置する小島で、イラン原油を輸出する世界最大級の原油積出港として知られているのです。
今のモサドの一番のターゲットはイラン
スパイや秘密情報員というとアメリカのCIAやイギリスのMI6が有名ですが、しかし、地味ながらも群を抜いた存在感を持つのがイスラエルのモサドなのです。
モサドは、ナチスドイツのユダヤ人絶滅作戦の責任者のアイヒマンを捕獲したことで、世界中に名を轟かせたのです。
このアイヒマンの捕獲作戦では、モサドの工作員がアルゼンチンに潜入してアイヒマンの居所を突き止め内偵を繰り返して、捕獲に成功したのでした。
このモサドは、イスラエル初代首相のベン・グリオン首相が1949年に創設したイスラエルの諜報機関なのです。
とにかく、イスラエルという国は、建国当初から周りは敵だらけ状態だったので、イスラエルの安全保障と国民の命を守る為には、モサドの存在なくしては国の存続は不可能と言われたほどの最重要な組織となったのです。
現在のモサドは、ITを駆使したハイテクな作戦も取り入れ、諜報活動をより進化させていると言われています。
今のイスラエルは昔と比べると遥かに敵国は少なくなっています。
しかし、その敵は寄り凶悪化して、緻密なまでの破壊攻撃を仕掛けてくるのです。
それこそがイスラム原理主義のイランの存在なのです。
このイランを中心にヒズポラやハマス、フーシ派のように、隙あらばテロを仕掛けてくる可能性のある過激派がいる限り、モサドは気を抜くことなど出来ないのです。
モサドの凄さは目には目をやられたらやり返す
やられる前に未然に防ぐ、その為には先制攻撃も辞さないのがイスラエルのモサドの信念なのです。
このことからも判る通り、イスラエルの場合、モサドなくして国家の安泰は無いのです。
執拗なまでの執念でターゲットを追い込み、テロリストや要人を容赦なく確実にしとめるのがモサドの定義なのです。
ここまでするのはイスラエルという国の複雑で特別な事情があるからです。
それは言わずと知れたナチスを中心に世界中に広がったユダヤ排斥の嵐の悪夢が巻き起こす執念なのです。
ユダヤ人は下手すると民族の根絶に晒されていたかも知れない、それなのに何も抵抗できなかった途轍もない屈辱の過去。
それは、独自国家を持たないが故にまとまることが出来ないという悲劇、この反省を踏まえユダヤ人は強固に結束したのです。
他の国にはないモサドの強み、それはイスラエルの場合、国と国民間の協力体制が強いことで組織間の軋轢が無いことが挙げられるのです。
モサドは国民から信頼されていることで最大限の力を発揮できるのです。
これがアメリカの場合だと、軍とFBIやCIAなどは、職務のぶつかり合いから、常に縄張り争いに発展してきたことは有名ですよね。
しかし、イスラエルにはそれが無く、軍隊も警察もモサドの活動には、常に全面支援の体制が整えられているのです。
熾烈を極めたモサドの「黒い9月」への報復
モサドによるスパイ活動の報復で有名なのは、1972年に起こったパレスチナ過激組織「黒い9月」がまき起こしたミュンヘンオリンピック襲撃事件(イスラエル選手11名殺害事件)の報復です。
当時の首相メイア女史は、報復としてテロ実行犯と黒幕全員の暗殺をモサドに命じたことで、双方で熾烈な暗殺合戦が繰り広げられたのです。
各国に散らばる実行犯のターゲットを見つけ出すのも苦難の業、しかも相手は武器で武装したテロリスト、しかし、モサドはそれをものともせずに見事に11人全員を見つけ出して暗殺に成功するのです。
外国での暗殺は、007のジェームス・ボンドというわけには行かないのです。
銃撃戦になってしまったら主権の問題が絡むので、断絶レベルの国際問題に発展してしまうからです。
やはりモサドの情報網と諜報活動は驚くほど緻密であったことが伺えるのです。
モサドによる絶妙なトボケの心理作戦
実はイスラエルと言う国は、トボケの名人なのです。
イスラエルの心理作戦は巧妙、イスラエルは、犯行を疑われても敢えて否定も肯定もしないことで、相手に恐怖とプレッシャーをかけるのです。
例えば核疑惑に対しても、通常はそんなものは無いと全面否定するのが普通ですが、イスラエルは、わざと否定も肯定もしないことで、核なんてとっくにあるよと、ほのめかしているのです。
暗殺に対しての疑いも、そう思うのだったらご自由にどうぞ、我々はあなたがたに反論するつもりもない、などと、非常に不気味感を植え付けるのです。
スパイの存在とは、諜報活動によって国を転覆に追い込むほどの力を持つのです。
何故、今回はイランに絡めてイスラエルのモサドを取り上げたのか、それはスパイ防止法がない、日本の平和ボケを諫める為です。
モサドの話を書いたら本一冊分になってしまいます。
ここではモサドのホンのさわりを記してみました。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。




コメント