日本は四季のある最高な国?パート4
湘南茅ケ崎に冬は合わない
今回も「四季」が喜べない話をしてみます。
私は首都圏を中心に10回以上も転居を繰り返した人間、そんな私が湘南茅ヶ崎に30年以上住み続けて感じたことは、住んでいる人がとても上品過ぎて、東京生まれの田舎っぺ人間の私にはもったいない環境だったということです。
そんな最強の地、茅ケ崎でも唯一の難点があるのです。
それは、ここでの商売はとても難しいということ。
海のリゾート地は冬場は閑散となるので商売が難しい
茅ケ崎の海近には毎年オシャレなお店がたくさん出来るのですが、残念ながら、その殆どは、2年と持たずに閉店となるのでした。
この傾向は、サザンブーム以前からのもので、商売をやるには魔のスポットなのです。
何故なのか?それはズバリ言うと、冬が長すぎるからなのです。えっなにそれ??
湘南茅ヶ崎は、古くは別荘地として栄え、そして加山雄三、近年はサザンブームとどれも夏のイメージが強い地域なのです。
何と言っても、海が近いと独特な雰囲気に包まれるので、春、夏、秋には、大いにリゾート感が湧いてくるのです。
なので、ここがハワイや沖縄のような常夏であればまさに最強の地域と言える筈です。
ところがそうは行かなかった、日本の本当の正体⁈それは残念なことに冬が長い寒冷国家だったからです。
日本列島冬景色、湘南が温暖は嘘?
湘南地域は冬の間は温暖と言っても、微妙な体感程度のものなので、どこにいようがさして変わらないのでリゾート感も失せてしまうのです。
特に海近の場合は、冬の間ともなると、海からの冷たい風が吹き荒れるので、体感温度がとても低く感じるのです。
そんなことで、店を開いても人が寄り付かないので閑散としてしまうのです。
同じ湘南でも鎌倉などの歴史がある街には、京都と同じで寺や庭園が多くあるので冬が絵になる場所は多いのです。
しかし茅ケ崎の場合は、海しか観光の目玉が無い街なので、真冬の魅力は何もないのです。
更には、湘南の人間は持ち家率が高いので、家計を抑える為に外食をしない人が多いのです。
そんなこんなで、冬の間は、外からも中からも人がこないというお手上げ状態になってしまうわけです。
湘南に限らずの話ですが、夏のイメージの場所で、半年近く寒いのは致命傷となるのです。
寒い閑散の海近は、風の強さも相まって、寂しさというイメージダウンを誘うところもあるからです。
そして極めつけは、湘南に店を出すともなれば、外装や内装なども、それなりにオシャレにしたいという願望が芽生え、気張り過ぎてしまい、必要以上にお金を掛けてしまう傾向があるようなのです。
そうなると、冬の低調がモロに出てしまい、目測が狂い出し、瞬く間に資金繰りがショートして行くのです。
ということで、茅ケ崎が悪いのではなく、夏のイメージが強すぎる分、寒さに晒される期間が長すぎるので、ここで商売を成功させることは至難の業なのでした。
夏のイメージで売る観光地は四季などないほうがいいのです。
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