東南アジアに学べ:東南アジアのマイペースはスローライフに最適
スローライフの生活はお金がないと成り立たないと誤解されることが多いのですが、今回はそれを打ち消す話として、日本より遥かに貧しい東南アジアの生活を例にとって話を進めてみます。
私の場合、ロングステイ熱に浮かれていた時期があったことで、かれこれ20年近く前から東南アジアの各国を中心にロングステイの候補地を探し求めてプチロングステイを実践して物見雄山を繰り返してきたのです。
そこで、体感した東南アジアの生活風景は素朴ながらもリラックスしたスローライフそのものだったのです。
そうしたことで、東南アジアのゆるゆる生活の適当気質をマネしてみるのもいいかもと思い始めたわけなのでした。
日本人は常に時間に追われていることで、電車の通勤時やクルマの運転などでもカリカリ状態なのです。
しかし、東南アジアの人は、何をするのにものんびりマイペース、慌てないし、急がないので常に予定は未定、これは南国特有の気質で怒ることも少ないのです。
彼らは決して裕福ではない、しかし、心にゆとりと余裕があるので穏やかなのです。
これこそは温暖な気候がもたらす余裕な民族気質なのです。
勿論彼らは、スローライフを意識した生活を送っているわけではありません。
昔からの伝統でこのような生活観が身についているだけなのです。
特に食事の時は幸福感に浸っているようです。ワイワイガヤガヤしながらものんびりと食事をしている。
そうした風習が自然と身についているのでしょうか、食事はリーズナブルの割には味にだけは拘っていることが伺い知れます。
日本人からすると東南アジアは貧しい国々と言う先入観で捉えてしまいがち、しかし、彼らは自分達を貧しいなどとは思っていないのです。貧しくとも精神的な豊かさを持っていれば充分なのです。
東南アジアは働くときもマイペース、彼らは日本人と違って先のことは深く考えないので常にマイペースなのです。
東南アジアの人たちは周りに干渉しないのです。
それに対して日本人は人の目を気にしてばかり、日本人は押し付けられた勤労精神に執着するので、自然と周りに合わせてせわしなく動き続けているわけです。
せわしなく動き続ける日本人と何事もマイペースの東南アジアの人たち、それにしても、どうしてこうも違うのでしょうか。
こうした東南アジアの人々を見るにつけ、幸福感とは気持ちの持ちようなのだなとつくづく感じてくるのでした。
東南アジアと言うと南国ということで、そもそもの土台が出来上がっているからと思われる方も多いでしょうが、生活水準も便利さも東南アジアと日本では段違いなのです。
東南アジアは日本と比べたらまだまだ不便そのもの、しかし東南アジアの人たちは心のゆたかさによって不便を克服しているのです。
是非とも日本人もそう肖りたいものです。
今日はここまでとさせて頂きます。
明日は、意外やイスラム教徒がスローライフ??の生活を送るマレーシアの話に迫ります。
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