メルツ首相「民族浄化」発言で大失速、Afdの勢いが加速
メルツ首相は焦りの中で、とうとう禁止用語である「民族浄化」というNGワードを使ってしまった、これはAfdを更に勢いづかせることになる

ドイツのメルツ首相から出た「ドイツのための選択肢(Afd)」に対する「民族浄化」発言を受けて反グローバリズムを唱えるヨーロッパ国民から批判の渦が巻き起こっているのです。
いやはや、よりによって「民族浄化」とは、もはや、メルツ率いるドイツの与党であるキリスト教民主同盟(CDU)の政権運営は完全に終わってしまったかも知れません。
これは、東独ザクセン・アンハルト州で行われた州議選で大敗をした連邦議会での演説の際に出てきた悔しさの中から出てきた言葉なのです。
でも、いくら何でも「民族浄化」は不味いでしょう、まるで実態が伴いません。
ということで今回は、焦りに駆られて完全な脱線状態となっているメルツ首相のご乱心ぶりに焦点を当てると共に、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて、グローバリズムの終わりの始まりを語ってまいります。
焦りから出た「民族浄化」発言
事の発端は、メルツ首相の連邦議会での演説の中で、不法移民の国外退去や帰還を促進する政策である反移民政策を掲げるAfdに対して「Afdが主張する再移住が現実になれば、出身や肌の色に基づく、民族浄化にほかならない」とAfdに対して、激しく批判をして、それは「民族浄化」であると言い放ってしまったわけです。
この発言の背景は、東部地区のメクレンブルク・フォアポンメルン州で行われる議会選を控えていることで、何とかAfdの勢いを阻止しようという思惑が働いたことで過激な発言となってしまったようなのです。
この「民族浄化」の言葉を重大な名誉棄損と受け止めたAfdのワイデル共同代表は、メルツ首相を同党に対する名誉棄損であると刑事告訴をすることを明らかにしたのです。
ドイツの場合ここに来て、政治家を侮辱したり揶揄や激しく批判したことで刑事捜査の対象となった事件が頻繁化しているのです。
「民族浄化」とは、戦争行為などの大量虐殺の手段で、特定の民族の構成を強制的に変化させて民族を殲滅することなので、ユーゴスラビア紛争で巻き起こったジェノサイドのことなのです。
一国の国家元首が議会の演説でこの言葉を使って敵対政党を攻撃するなど前代未聞のことなので、議場はどよめきに包まれたのです。
しかしながら、民族浄化は、Afdとは何ら根拠もないことなので、明らかに脱線の発言と言わざるを得ません。
ピノキオメルツのご乱心
もはや、メルツ首相とCDUは、完全に求心力を失い、権力基盤がさらに弱体化してしまったのです。
メルツ首相はAfdが使う「リマイグレーション(逆移民)」という言葉に対して、これは民族浄化に他ならないと述べたことで、AfD側から抗議の嵐が巻き起こったのです。
AfDは「リマイグレーション」という言葉について、あくまで、外国人犯罪者と不法移民の強制送還を指すものだと説明しているのです。
AfDは、行政の長である首相がこのようなウソや誹謗中傷を口にすることは断じて容認できないと批判したのです。
いやー、ドイツの政局は一段と激しさが増したようです。
それはそうでしょうね、グローバリズムから反グローバリズムの過渡期となれば内戦一歩手前の様相になってしまうことは致し方ないことです。
それだけ、与党も必死だということですが、それにしても与党のCDUは策がなさすぎだし、メルツ首相に至っては、言うこととやることが大違いなので決断力がまるでないのです。
そうしたことで、メルツ首相のあだ名は、ウソつき名人のピノキオメルツと呼ばれるようになってしまったのです。
これでは、AfDの支持がどんどん拡大していくのは当たり前のことです。
グローバリストたちは利権の死守に必死
それにしてもザクセン・アンハルト州でのAfdの大勝利は過半数には3議席だけ足りなかったが、ぶっち切りの状態だったのです。
この勢いでいくと、メクレンブルク・フォアポンメルン州で行われる議会選もAfdの大勝利となりかねないわけです。
こうして、CDUや左翼政党は発狂状態となり、左翼勢力によるデモが繰り広げられているのです。
リベラルメディアはいつも通りAfdへの抗議活動が全国規模で広がっているという援護射撃を流しているのです。
実際、CDUや左翼勢力は、Afdがファシズムやナチスではないことは充分に認識しているのです。
早い話が真逆の反グローバル化なので、移民政策と環境政策に異を唱えるAfdが台頭してしまえば、CDUや左翼勢力の利権構造がガタガタにされてしまうことで、気の狂ったような抵抗を行使しているというわけなのです。
そう、リベラルグローバリストたちは、パニック状態となっているので、どんどん過激さを増してしまい暴力や爆発物でのテロ行為など、何でもアリ状態と化しているのです。
トランプ、プーチンAfdの勝利大喝采
このザクセン・アンハルト州の大勝利を受けてトランプ大統領とプーチン大統領は、揃って大喝采。
プーチン大統領は、Afdの台頭は西側グローバリズムの過ちが証明された結果だと述べ、ご満悦の表情を浮かべていたのです。
Afdはロシアを敵視するメルツ政権を批判して、ロシアとの和平を推進して来たからです。
それはフランスの国民連合のルペン党首と同じスタンスなのです。
そしてトランプ大統領は、この動きを見て「ついにドイツ国民の我慢の限界が来た、グローバリズムの終わりの始まりが訪れた」とAfdに対して大きなエールを送ったのです。
トランプ政権の場合、Afdに対して早くから支持を表明していて、ヴァンス副大統領やルビオ長官がドイツ入りをして全面支援を約束しているのです。
ザクセン・アンハルト州では、あと3議席足りないことで、またしても、防火壁(ファイアウォール)に阻まれるかと思われたのですが、どうやら新興政党のBSWとの連立が濃厚となったことで、初の州議会での政権奪取が実現する見込みとなったのです。
CDUが衰退の一途となり、この勢いはドイツ全土に広がって行く模様です。
反グローバリズムの波はもう止められない
ヨーロッパの右派の台頭の勢いは物凄いが、それにしても与党の不甲斐なさ体たらくも酷過ぎるのです。
メルツ首相の人気のなさはドイツ史上最悪だし、イギリスのスターマー前首相も同じく史上最悪といわれ、フランスのマクロン大統領も支持率20%台の体たらくで、右派の台頭に拍車をかけているのです。
この3人は、経済音痴なので、国民生活を更に悪化させてしまい、移民政策もそのままにして被害を拡大してしまうというダメばかりのオンパレードなのです。
これでは国民から愛想を尽かされてしまうのは当然のことです。
100歩譲って言えば、反グローバリズムの波が押し寄せるというグローバリズムの終焉の時なので、誰がなってもその波を止めることは出来ないのです。
全てはリベラルグローバリストたちの過ちである移民政策の失敗と環境政策の誤りに尽きるのです。
これによって、モラルの欠如を招いて治安は極度に悪化してしまい、ヨーロッパ特有の先進的なキリスト教文化の価値観は消滅して行ったのです。
そしてはたまたエネルギー政策の失敗によって、ヨーロッパ経済は破綻に向かってしまい、国民の生活は困窮のどん底に追い込まれてしまったのです。
これでは、大きく変わらなくてはダメなことは一目瞭然のこと、ヨーロッパ国民は、Afdや国民連合、そしてリフォームUKに期待を抱いたのです。
結局、メクレンブルク・フォアポンメルン州の選挙でもAfdの大勝利となって、メルツ率いるCDUは大敗をしたのです。
Afd、国民連合、リフォームUKは、もう極右ではない保守の政党なのです。
反グローバリズム、再度ナショナリズムの時代が訪れたのです。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。





コメント