芸能人の短命の謎を紐解く
昨日に続き、今日もシニアライフの話題です。
今日は、私自身も子役やライター仕事で、ほんのちょっとだけ足を突っ込んだ経験のある芸能の話題に迫り、芸能人の方々の短命についてその謎を紐解いてみようと思います。
昭和が去り行く時代、昨日も触れましたが、ここに来て、まさかという方々が呆気なくこの世を去ってしまっているのです。
映画やテレビ、音楽などで昭和の時代を彩った人たちが次々と世を去って行く今日この頃、これも人間社会の生の循環であり習わしで、時代の移り変わりの世相なので、致し方がないことではあるのです。
芸能人の方々の死は、憧れに対して感情移入をしているので、彼らが活躍した時流や世相が走馬灯のように脳裡に甦ってくるので特別な悔恨に浸るのです。
それにしても、今や日本人の寿命は飛躍的に伸びて、人生100年が喧伝されている時代となった筈です。
ところが、一世を風靡していた有名人の方々があっけなく次々と命を落とすニュースに触れると、何故と痛恨の極みに晒されてしまうのです。
人間社会の習わしでいうと、人より抜き出た存在というものは常にハードな生き方を余儀なくされてしまうので、太く短くの人生が定番となってしまうのです。
よくよく考えてみたら、西田敏行氏などは大河のトリを務めるという大役を求められていたし、アナウンサーの小倉智昭氏などは、朝の生番組で毎朝司会を務めるという重責を担い、火野正平氏はあの年齢で亡くなる間際まで体を酷使して自転車の旅の番組に出演をしていたのです。
結局、彼らは常にハードなスケジュールが課されてしまうので、プレッシャーに晒されながら日々の生活を送ることになるのです。
こうして、有名人の場合は、体調のコントロールが出来ないままとなり、心も体も追い込まれてしまうのです。
これはこの世界で生きる宿命のようなもの、与えられた席は一つなので、休めば代わりはいくらでもいるからです。
特に芸能人の場合は、人気となれば休むことは一切できずスケジュールはどんどんハードになるのです。
体調が優れないと判っても、仕事がハード過ぎて医者に駆け込むことは出来ないし、下手に病気と診断されてしまったら仕事が無くなってしまうのです。
こうして芸能人の場合は必然的に病院から遠ざかってしまう傾向にあるというわけです。
そうなれば、病気の早期発見を逃してしまうことになるのです。
それは、世紀の大スターだった石原裕次郎さんや美空ひばりさんにしても、酷使され続けてしまい、あの若さであっけなく生涯を閉じてしまったのです。
そして何より、芸能人の場合は、顔と体形などの外見が命なので、若さをキープする為にダイエットは必須となるので、食べ物を極端に制限したり、健康サプリなどを多用することで、無理がたたって摂食障害を起こしかねないのです。
これでお判りの通り、芸能人などの有名人は、表の華やかさとは裏腹で、孤独な身の上なのです。
彼らは通常の人たちと比べて遥かに華やかな人生を送ることが出来たので、体感寿命は倍以上生きてきたとも言えるのです。
でも、思い通りに好きなことが出来たのかと言えば、非常に微妙に感じてしまうのです。
だって、彼らは第二の人生を送ることが出来ないまま人生を閉じてしまったからです。
こうした中で、自分の著書の話をするのは、少し不謹慎ではあるのですが、私がしたためた書には、身体が健康のうちにやれることをやっておこうということを啓蒙するものなので、是非とも興味のある方は読んで頂ければと存じます。
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