子供の教育の観点からも勧めたい自給自足の精神
今日は昨日に続き、田舎暮らしで自給自足を夢見る人の中には自給自足生活で子育てもしようと本気で考えている人もいるという実態に迫ります。
ということで、自給自足の場合、子供は一体どういう環境下に置かれるのか、何を学ぶのかという視点に焦点を当て雑学タッチで簡単判りやすくその実情を解説してまいります。
昨日のケースもそうですが、実際に子連れで自給自足を実践している方もそれなりの数でいらっしゃるのです。
それで自給自足を継承してくれる子供が出来れば親も万々歳ということでしょうか。
それにしても子供の将来はどうなのかですよね、まあ、他人が人の子供の心配をしても大きなお世話なのですが、でも、自給自足ともなると他人事でも気になりますよね。
私はそもそも今の中途半端な国の地方創生に異議を唱える人間なので、ファミリーでの田舎移住に対しても否定的な見解を述べて来たのです。
そうしたことで、自給自足を一生涯にわたって実践することはお勧めしませんが、一定期間のスパンをピリオドとして、子供たちをテレビのない世界で自給自足の生活を学ばせ体験させることは大いに推奨するのです。
自給自足の学びで潜在力を呼び起こす
子供の場合、吸収力の能力や好奇心などが発達していることで、育った地での環境適応力はとても高く幼少期に様々な知恵や力が身につくものなのです。
そうしたことで、子供の場合は、幼少期から小学生までの期間は、自然と一体化した様々な環境の変化に遭遇する自給自足生活を送ると自然に適応力が身についてくるのです。
それは親が実践している自家生産という手作りの自給自足生活を一緒に手伝いながらの生活を送ると、常に脳が活性化することで咄嗟の臨機応変の対応が出来るようになるからです。
何より自給自足ともなると幼い子供にも動物の殺処分や解体などを教えて行かねばならなくなるのです。
そんなサバイバルや耐乏の体験は都会にいたら絶対にあり得ないことです。
これでお判りの通り、サバイバルや耐乏を克服する自給自足生活を送ると子供は親の背中を見て育つという典型となるわけで、これこそは親冥利に尽きる話となるのです。
私の場合、農獣医学部の出身で畜産関係の業界紙や雑誌社にも所属した経験があることで、屠畜場の解体作業を目撃しているのですが、あれを子供にやらせるのはとても酷な話となるのですが、自給自足生活を送ると動物の殺処分や解体は日常のこととなるので、子供でも違和感もなく対処出来てしまうのです。
だから、ヘビやトカゲも掴めてしまうし、家畜の糞尿やポットン便所の臭いも気に欠けないというたくましい人間に育って行くというわけです。
都会の子供は、臭いに過度に敏感なので、ポットン便所の臭いだけで田舎を敬遠してしまうのです。
前回もお話した通り、自給自足とは「行動の実益によって生きる為の知恵を身に付ける」ことが最大のテーマなので、即ち自給自足の体験こそは学校では学べない本物の学びということになるのです。
こうして記してきた中で、私が言わんとしている核心部分がもうお気付き頂けたと思われます。今の都会の繁栄を築き上げたのは、サバイバルな自給自足の耐乏を体験した田舎の人たちだということなのです。
我々都会生まれの軟な人間は彼らには一切太刀打ちは出来なかったのです。
そんなの当たり前のことですよね、彼らには泥にまみれた不屈の精神が宿っているので根性がまるで違うからです。
ここまで自給自足を私の観点から唐突に述べてしまい聴き苦しい点があったとしたら真摯にお詫び申し上げます。
自給自足に関しては、他にも取材を敢行しておりますので、それはまたの機会にご報告させて頂きます。
それでは、明日は話題をガラリと変えトランプ大統領就任の話題を掲載致したいと存じますので、是非ともご覧になって頂ければと思います。
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