性善説による地方創生の丸投げは危険な怠慢を巻き起こす
性善説で地方を救うという偽善、今日も昨日に続き性善説で公金をばら撒き丸投げして好き勝手にやらせてしまうとどうなるかという視点で地方創生の弱点を簡単判りやすく解説してまいります。
性善説は人に疑いを持たずに奉仕するという説なのですが、しかしながら、日本の性善説による公金のばら撒きは欠陥だらけとなっているのです。
それはODAによるアフリカなどへの発展途上国へのばら撒きを見ればよく判りますよね。
ただお金をあげるだけでは、恵んで貰うのがいつしか当たり前となってしまうので、いつまで経っても貧乏からは脱出出来ないからです。
日本の地方創生も性善説のスタンスによってお金がばら撒かれているわけなので、同じことが言えるのです。
山口県阿武町の超不快なドタバタ劇
補助金などのばら撒き丸投げが常態化すると貰う側の感覚が麻痺してくるので、有難みも消え、退廃を生み出して行くのです。
そうなると大切に扱おうという意識が薄れてくるというわけです。
そのいい例が、4630万円という大金を誤入金させて大騒ぎとなった山口県阿武町のドタバタ劇なのです。
とにかく、この一件を思い起こすと余りにクズ過ぎて呆れ返りを通り越すほどです。
この阿武町の一件は、今日昨日入ったような新人の職員に4630万円という公金の入金手続きを任せてしまい、誤入金を発生させてしまうという、信じられない管理不行き届きの顛末なのです。
本当に大切なものであったら新人職員一人にそんな大金の入金を任せる筈などあり得ませんよね、これこそが、地方行政の腐った体質で、公金に対する有難みが薄いことで危機意識が欠如しているのです。
そもそもこの町長自身もどうかしている、二言目には公金だの大切なものだのと言いながら、この連中は完全に公金自体を軽く見ていたわけです。
これは、どうせ国から自動的に降ってくる金だという軽い気持ちとなっていることで、末端のペイペイの職員にお任せという状態となったと考えられるのです。
4630万円のお金が、もし自分で稼いだお金であったとしたらいい加減な扱いはしないし、そんな発想は絶対に持たない筈ですよね。
そもそも阿武町とは、消滅可能性都市に指定されていて、地方交付税という国の税金で成り立っている国におんぶに抱っこの調子のいい自治体なのです。
こうした自治体が国民の血税を食い物にしているという現実があるのです。
しかしながら、この阿武町のやらかした怠慢は、これで終わらず、この怠慢が最低最悪の悪魔人間を呼んでしまい、日本人の道徳心を揺るがす前例のない禍根を生んでしまうのでした。
後は御承知の通りのことなので、ここでは触れることは止めておきますが、とにかく、落とし物などを拾った場合、正直に届けるのが当たり前という日本人の清らかな精神は失われかねないものなので、阿武町の怠慢は、日本人の道徳心すらもズタズタにしたものなのです。
地方創生は性善説で行使してはダメ、やはり性善説は悪魔を呼び起こしかねない危険なものなのです。
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