南国土佐の悪代官パート6:交付金詐欺⁉の実態
今日は南国土佐の悪代官の最終章、ここからは、聞こえが悪いが交付金詐欺ともいえる実態に迫ります。
交付金の詐欺まがいは国も承知の上か???
この問題となった土佐市新居地区の「南風」という施設は、あくまで、観光の交流施設として国の承認を得た上で、国からの補助金によって建てられた施設だそうです。
ここで問題となってくるのは、ここは観光の交流施設なので、商業施設ではないということなのです。
ありゃりゃ、そうだったのか、それではここで商売を大ぴらにやること事態が違法となる話なのです。
なんか話の展開が複雑化してきた、だから当時の市や市長も途中からダンマリを決め込んだわけか、これで合点です。
どうやら、観光の交流施設ともなると、儲けてはいけないということで、テーブルの数や椅子の数など様々な制約があるようなのです。
この「南風」という施設も、それにならって、国の監査が入る時などは、テーブルを少なくしてごまかしていたというのです。
この施設に何故税金が投資されたのかの根拠は、観光案内が主目的だからということだからです。
そう、何度も言うようにこの施設では大ぴらな商売は行えないのです。
やるとしたら、施設の管理に必要な程度の収益のものしか認められないという施設だったのです。
ここまでくると、これは俺の物だなどと勘違いするのは頭のおかしな奴が言うこととしか思えません。
しかしこれは、この欲ボケ人間のせいでたまたま表面に出てきただけのことで、全国各地でこんなごまかしが繰り広げられているということです。
今回の騒動は、告発者側に同情が集まったのですが、よくよく考えると、確かに苦労の上、商売を成り立たせてはいるが、建物も駐車場も土台と言える物は殆どすべて税金で作られたもの、彼らがゼロから立ち上げたものはないので、フランチャイズチェーンレベルの出来事と言ってもいいのです。
すべて作り上げて横取りされたというわけではないので、理不尽ではあるが、告発者の方は、まだ若いので、他で実力を発揮して頑張って頂きたいものです。
それにしても、これで契約書が存在しないということも理解できた。
そもそもこの施設は公共のもので、更には営利が除外された施設なので契約の取り交わしも不可能だからです。
とにかく問題は、今回偶然にも炙り出された自治体の体質です。
日本という国は、税金の使われ方がまやかしだらけとなっているという実態が表面化したのです。
今回のケースは、市は違法であることを知りながら、それを黙認したり指導したりもしているのです。
これでお判りの通り、国自体も地方自治体のいい加減を黙認しているので、行政ぐるみの交付金詐欺とも思えるこうした行いが全国各地でまかり通っているのです。
これでは、国も地方自治体も国民を舐め切っていると言っても過言ではない。
悲しいかな、これが私たちの血税を投下した地方創生事業の実態なのです。
この話はここまでとさせて頂きます。
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