哀れ地域おこし協力隊の現実パート3:暴かれたバイト身分
今回も昨日に続き、バイト身分の実態があからさまとなった「地域おこし協力隊」の実態に簡単判りやすく触れてまいります。
ここのところの田舎暮らしの話題といえば、田舎の人間の傲慢さや地方自治体の受け入れの杜撰でぞんざいな振る舞いなどのダークなものばかりが目立つようになってしまったのです。
そうした中で今度は「地域おこし協力隊」の哀れな実態までもが次々と暴かれ出してしまったのでした。
今の時代はこうした悪い噂は瞬く間にSNSを通じて世に拡散されてしまうので、瞬時にその影響が出てしまうのです。
そうしたことで、全国自治体の「地域おこし協力隊」の募集にも陰りを見せ始めたのです。
そもそも「地域おこし協力隊」とは、名前だけが重々しいだけで実態が伴わないものなのです。
「地域おこし協力隊」はワーキングプアの誘いだった
一時は、地方での起業のコネクタのためや田舎暮らしの先駆けとして人気拡大となった「地域おこし協力隊」でしたが、ソーシャルメディアでの現役の協力隊員などの生々しい実態の暴露によって、結局のところは酷使されるだけの身分であったことやバイト報酬程度の低賃金の実態が世に晒されたことで一気に期待感が凋落して行ったのです。
その実態はミスマッチだらけ、隊員募集の自治体の7割以上が受け入れに対する明確なビジョンもないままに隊員を受け入れていることで、隊員の持つ資質を使いこなすことが出来ずに空回りした状態となっているのです。
また、地域によっては「地域おこし協力隊」の存在は、末端仕事を押し付けるただの体の良いバイト扱いとなっている場合もあるのです。
そんな態勢が整わないノービジョン組織の管理下に置かれることで、隊員の多くが任期終了を待たずに退任する事態となっているのです。
なんといっても、都会から来た人間が炎天下での雑草処理や豪雪地帯の雪下ろしなんて続く筈はないのです。
「地域おこし協力隊」募集のキャッチフレーズは給料プラスその他最大200万までの経費が宛がわれると謳っていることで、表向きは、補償が整っているように見えても、経費の予算は生活費に回すことなどは一切出来ないし、実際の中身は低賃金での搾取そのものなのです。
ということで、隊員の年収はどんなに頑張ろうが上限が決まっているので、これでは貯金などはもはや無理、夢も希望も面白味もない生活が待っているというしかありません。
また、任期後に定住を考えたとしても就ける仕事が殆ど無い有様なのです。
というか、殆どの隊員は、田舎の将来性のなさ、陰湿さに辟易となるので、そのまま移住しようと考える人は少ないのです。
この体たらくでは、雇用が少しでも改善されたら、「地域おこし協力隊」などは見向きもされなくなることは当然の成り行きです。
結局、「地域おこし協力隊」の事業も金だけばら撒いているだけの無益な制度と成り果てているのです。
今日はここまでとさせて頂きます。
明日も「地域おこし協力隊」の話題です。
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