地域おこし協力隊関連のトラブル「別子山」パート4
それでは本日も別子山のトラブルの続きです。
東京生まれのこの方は、「将来は地方に移住してのんびり暮らしたい」という都会人ならではの願望を持つごく普通の一般的といえるような方なのです。
そうした中で、この方の場合は、コロナ渦をきっかけとして、別子山に移り住むこととなり、瞬く間にその自然の環境に魅了されたのでした。
そうしたことで当初は、「自然が豊富な別子山の魅力を全国に伝えたい」と興奮気味に理想を語っていたのです。
ところが、一転、田舎の理不尽極まりない仕打ちにあってしまい、今度は瞬く間に幻滅の境地に晒されてしまったのでした。
自然が美しいからといって、そこに住む人間の心も美しいとは限らない。
自然の美しさと人間の素養というものは相容れないものがあるのです。
特に閉鎖的な日本の田舎の場合は……。
地域おこし協力隊員はただのパシリ
田舎役人が「地域おこし協力隊」という公務員の立場でYouTubeに動画を配信したことは思慮不足みたいな発言をしていますが、ただのパシリ扱いのバイト身分でしかない「地域おこし協力隊」が、ご都合で公務員扱いにされたら堪らないというものです。
何と言っても、地域おこし協力隊の月給は16万円という薄給なのです。
三下身分扱いで、スキルも発揮できずモチベーションも築けないじゃ将来を悲観して逃げ出す隊員が続出するのも当然の帰結です。
私の著書でも散々言っていることですが、隊員と称するなら、それなりの研修を施してスキルを身に着けた上で送り出すのが普通のこと、総務省はそうした配慮も怠っているので、現場に出てもフィフティーフィフティーの関係が築けないので三下扱いの身分とされてしまうのです。
「別子山地域の未来を考える会」の絵物語のクズ事業であるカエデの栽培、こんなものに拘ったら時間の無駄と途中から参加しなくなったというがそれは当然のことです。
ただ、地域おこし協力隊員の身分だと、ちょっとこれは不味かった。
薄給の地域おこし協力隊員といえども公費が賄われていることで、職場放棄を問われてしまうからです。
とはいっても、こんな連中に進言をしたところで聞く耳など持つはずがないので、誰もが同じ行動をとった筈です。
それにしても、どうやらこの方は、これだけ散々な目に合っても田舎暮らしの夢は消せないようで、都会に住むのはもうこりごりと言い、今度はお隣の高知県の大川村という地域に移住しているそうなのです。
うーん、そうなると、此度の動画の投稿は勇み足と成りかねないが大丈夫なのでしょうか。
なんといっても、この彼は教員という安定身分を捨て去って田舎に活路を見いだした人物、こういうタイプは、周りの助言も押し切っての移住なので、おいそれとは戻るわけにもいかないのです。
これも人生の修行です、でも子供がいたら意地の修行もいつかはリセットしなければならないのです。
「地方に移住してのんびり暮らしたい」と「自然の中で子供を伸び伸びと育てたい」の二つの言葉は、もはや禁句の言葉なのです。
今日はここまでとさせて頂きます。
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