フランスは右派の国民連合が政権を握るかも
世界に拡大する保守派の躍進、もはやリベラルの牙城は崩壊したと言っていいでしょう。
そうした中で、ヨーロッパ諸国で吹き荒れる移民の排斥を推進する反グローバリズムの嵐は拡大の一途となっているのです。
その嵐はフランスでも吹き荒れており、反移民を訴える急先鋒であるマリーヌ・ル・ペン女史率いる極右政党と呼ばれる国民連合が第一党となってしまったのです。
ということで、今日は、かつてイギリス、ドイツと共に移民受け入れの優等生と目されたフランスの実態に迫り、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて、フランスの実態を簡単に述べてまいります。
フランスなのに黒人と中東人だらけ
とにかく、フランスという国もまるで移民に乗っ取られてしまったと思える様相なのです。
フランスの場合、観光地だけを訪れる分にはその実感は掴めませんが、パリの郊外を散策したり、地下鉄に乗ったりすると、ここは本当にフランスなのかと当惑してしまうのです。
それは、白人の姿より、黒人や中東系の人間の数の方が多いからです。
それにしても、駅の汚れなどを見ても、国の民度が下がっていることが瞬時で判ってしまうので、もはや地下鉄に一人で乗る勇気が湧いてこないのです。
結局、大量の移民の流入によって、パリの治安が極度に悪化してしまい、パリジャンたちも華のパリを堪能するなどは夢物語となってしまったのでした。
これが移民に乗っ取られたフランスパリの現実なのです。
そうしたことで、移民排斥を訴える国民連合の人気が急拡大していったというわけです。
移民の排斥で一気に支持を拡大した国民連合
この国民連合は昨年の欧州議会選挙で大勝し、国民議会選挙でも国民連合は大勝したことで、着実にフランス国民の支持を拡大させてきたのです。
第一党となると、本来は国民連合のル・ペン女史が大統領に就任するのが普通ですが、国民連合は、第一党となっても単独で過半数の得票を得ることは出来なかったのです。
その結果、マクロンによる姑息な手口によって、他の政党すべてが反国民連合に回ったことで、極右政権の誕生を阻止した形となったのでした。
ということで、現在のマクロン政権が国民の意図した政権ではないことが判りますよね。
これでお判りの通り、ヨーロッパの中心を担う大国のすべてが、移民の排斥を訴えるという極右政党の人気が突出してきてしまったのです。
まあ、それにしても、汚い手口で大統領の職にしがみつくマクロン大統領の支持率は、今や20%という低支持率なのです。
いつまでも極右のイメージを張り付けるリベラルたち
実は、リベラルメディアなどから極右政党というレッテルを貼られている、ル・ペン女史率いる国民連合という政党は、国民に寄り添う為にソフト路線へと転換して来たので、実際のところはそれほど過激な主張を行う政党ではないのです。
しかし、国民連合の躍進に対して、国やリベラルたちの警戒心が旺盛なことで、メディアを煽って極右のレッテルを貼り続けているというわけです。
それはそうですよね、本当に極右であれば、フランス国民からこれだけの支持を集めることなど出来ませんよね。
まあ、日本のオールドメディアやマスメディアは、フランスの「国民連合」やイギリスの「リフォームUK」やドイツの「ドイツの選択肢」イタリアの「イタリアの同胞」などの政党を極右とし、危険な存在と決めつけて意図的に歪曲した報道を流すので困りものなのです。
マクロン大統領は困った役立たず野郎
それにしても、フランスは、マクロン政権の失策続きで、デモが全国で頻繁化してしまい、国は内乱状態の一歩手前まで来ているのです。
しかし、マクロンという奴も石破カバゴンと同じで、自国のフランス国民を蔑ろにした外国優先のスタンスをとっているふざけた奴なので、フランス国民の怒りを買っているのです。
何と言っても、自分自身も無茶ぶりで大統領の職にしがみついているので、議会の運営が回らないことで大混乱をきたしているわけです。
その混乱ぶりは、尋常ではなく、議会のトップである首相がこの2年で5人も入れ替わるという異常事態に直面しているのです。
この議会が何故こんなに混乱してしまうのかは、議会の勢力は、マクロン大統領が嫌う極右とされる国民連合が第一党なので、常に反対に回ることと、マクロンに協力した極左の新人民戦線も反対に回ってしまうので、議会での承認が成立しないからです。
結局これは、マクロンの脱線が混乱を招いているのです。
財政赤字を拡大させたマクロンの失策
今、フランス国民がもっとも懸念するのは、EU内で最大の財政赤字国に転落したという財政赤字の問題なのです。
それなのにマクロンは、国内をそっちのけにして、ウクライナ支援ばかりに力を入れて、まやかしの正義のポーズを振りまくのです。
これによって、生活の困窮に堕ち行ったフランス国民の堪忍袋の緒が切れてしまい、各地で暴動紛いのデモが繰り返されているというわけです。
もはやマクロンに対する期待感はゼロに等しいことが判りますよね。
何としてでも、国民戦線の政権運営を阻止しようとするマクロンは、ル・ペン女史がEUの議会議員だった20年前に、公設秘書の給与を党の資金に流用したことを掘り返したことで、ル・ペン女史は有罪判決となり、被選挙権5年間停止が言い渡されてしまったのです。
まあ、これはバイデン政権がトランプ氏を次々と訴訟に追いやったのと同じなのです。
それにしても、フランスの国民連合のことは、日本のオールドメディアやマスメディアは当然の如くで、殆ど取り上げませんが、新党首にル・ペン女史の秘蔵っ子である弱冠30歳のジョルダン・バルデラを指名したのです。
ジョルダン・バルデラという人物は、イケメン紳士ということで、バルデラ氏の起用によって、更に国民連合のソフトイメージが急拡大しているようなのです。
フランスという国は、そもそも、左派が強い国なので、国民連合が政権を握っても、保守一色となることはないでしょうが、マクロンはもはやお陀仏ということです。
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