ハメネイや幹部が消され、イラン内部は猜疑心が最高潮に達している
イスラエルのモサドの心理作戦でイラン内部は大混乱状態と化している

緊迫したイラン情勢といっても、現実の結果を見ると100対5レベルの圧倒的な差でハイテク技術を駆使したアメリカとイスラエルの一方的な攻勢が展開されているので、イランの陥落は時間の問題であるとされているのです。
そうした中で、トランプ大統領は、イランの全面降伏以外に選択肢はないと述べています。
但し、これを以てアメリカとイスラエルの完全な勝利ともいえないわけなのです。
それは、今回の奇襲攻撃は完璧でも、空と海での作戦が主なので、まだ地上戦でイラン国内を制圧したわけではないからです。
確かに今回の大規模奇襲によって、イランの空軍力と海軍力はほぼ制圧されたことは事実のことですが、そこで、気掛かりとなるのは、イスラム原理主義の残党とイラン防衛革命隊の存在なのです。
イスラム原理主義の残党とイラン防衛革命隊こそは忠誠心が非常に高いので侮れない存在だからです。
ということで今回は、結束の固いイスラム原理主義者とイランの国防軍以上に防衛能力を保持するという、イラン防衛革命隊の存在について、いつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて簡単、判りやすく解説して行きます。
モサドの内部破壊工作が効果てき面
実は、アメリカとイスラエルのCIAとモサドは、イスラム原理主義政府とイラン防衛革命隊を弱体化させる為にイラン国内でも心理的な作戦を実施しているのです。
今やイラン国内は、最高指導者のハメネイ師が暗殺され、そして国家を担う幹部たちが次々と消されてしまい、イラン内部の緊迫感は最高潮に達しているのです。
ハメネイや幹部たちが次々に暗殺されてしまい、幹部たちが招集される度に狙い撃ちとされてしまうという顛末。
もはやイラン内部は内通者のスパイだらけの様相を呈しており、忠誠心を最重要視するイスラム原理主義者やイラン革命防衛隊の隊員たちも疑心暗鬼状態となっているのです。
早い話が、イラン内部全体で誰がスパイだか判らない不信の塊のフラストレーションの状態と化しているわけなのです。
これこそは、今迄のスパイ活動とは違うCIAとモサドによる内部破壊工作、猜疑心の空気に包んで内部分裂を誘うというより巧妙な心理作戦なのです。
親イランのNHKでもスパイの疑いが掛けられる
そもそもイランのイスラム原理主義というものは、人を疑うという猜疑心に満ちたところがあるので、やたらに疑いを掛けて逮捕するのが常態化しているのです。
なので、スパイとして拘束して、交渉を有利に導く工作なども得意としているのです。
それは今回、逮捕されたNHKのイラン支局長もそれなのです。
NHKの場合、ニュース報道を見れば判る通り、異常と思えるほどのイラン政府を持ち上げるという親イランの情報を流している放送局なのです。
そんな存在でも疑いを掛けられて逮捕監禁されてしまったわけです。
NHKのイラン支局長の場合、ある程度の情報を知り得る立場にいたことは間違いのないことなので、裏切り行為ではなくとも、その情報を迂闊に口外してしまうというケースもあるわけです。
今のイラン内部は、大混乱の錯綜状態なので、よからぬ疑いが掛けられてしまったということかも知れません。
このNHKのイラン支局長は無事であることは確認されたようなのですが、逮捕収容された先が、エヴィン刑務所という拷問などで悪名高い刑務所に収監されてしまったことで、かなりの劣悪な環境の中にいることは確かなのです。
イラン革命防衛隊はナチスのSS親衛隊に似ている
こうしたことで、イスラム原理主義者やイランの中枢的存在であるイラン革命防衛隊の隊員たちは、なす術のない現実に直面して爆発寸前のいらだちを強めているのです。
何と言っても、イラン革命防衛隊とは、デモの鎮圧に対して機関銃で3万人以上の市民を殺害してしまうほどの冷酷な部隊なのです。
それでは、アメリカとイスラエルにとって、侮れない存在であるイラン革命防衛隊に関して簡単に記してまいります。
イラン革命防衛隊の存在は、イスラエルのモサドにとって、最も看過出来ないと位置付けた邪悪な存在なのです。
それはイラン革命防衛隊とは、ユダヤ人を迫害して来たナチスドイツのSS親衛隊とそっくりだからです。
確かに、イラン革命防衛隊は、成り立ちなどがナチスドイツのSS親衛隊に似ているのです。
ナチスドイツのSS親衛隊はSA突撃隊の下部組織に過ぎなかったのが、ナチス政権奪取後は、SS親衛隊がSA突撃隊を飲み込み、警察権も掌握し、さらにSS武装親衛隊を組織して軍部にも睨みを利かせる強大組織となっていったのです。
イラン革命防衛隊は、ナチスの秘密警察ゲシュタポや殺害部隊アイザックルッペン、そして、軍に対抗した武装親衛隊などを真似たところが多くあります。
イラン革命防衛隊は、ナチスSS親衛隊のミニチュア版といったところでしょうか。
イラン革命防衛隊は軍隊を飲み込んで巨大化
イラン革命防衛隊は、革命成立後の1979年5月に創設された組織なので、伝統のある軍隊組織ではないのです。
当初は、宗教警察の意味合いからシーア派イスラム法への布教支援と布教への抵抗、妨害などを取り締まることが主な任務だったのです。
しかし、前回もお話しした通り、イラン・イラク戦争という、予期せぬ出来事がきっかけとなったことで、イラン革命防衛隊の権力が一気に強大化して行ったのです。
それは、イスラム原理主義革命の成立によって、アメリカから導入された装備で成り立つ軍部の弱体化を図ったことで、イラン革命防衛隊が軍部の防衛任務の代わりを担うことになったからです。
こうして革命防衛隊の役割は、国内秩序だけでなく、軍に成り替わる防衛組織として、拡大をし続け、陸軍、海軍、空軍が組織され、その数は35万人に膨れ上がり、国軍も凌ぐ防衛組織として発展して行ったのです。
このイラン革命防衛隊の中には、ミサイル・ロケット部隊も存在し、この部隊はイラン革命防衛隊にしかなく、近代兵器の殆どはイラン革命防衛隊が握っているのです。
イラン革命防衛隊はテロの総本山
結局、イランのやっていることはベネズエラと一緒で、かつてのアメリカ資本の石油精製などの大企業を追い出して、イラン革命防衛隊が乗っ取り、そのまま傘下に収めてしまい、組織固めが可能な莫大な利益を上げているというわけです。
イラン革命防衛隊とは、この莫大な収益のお陰でヒズボラ、ハマス、フーシ派、カタイブヒズボラ、タリバンなどのテロ組織への軍事訓練や資金提供を行い、様々な国で破壊工作やテロを実行しているのです。
そして、今回大問題となっているデモ隊の鎮圧ですが、拘束するのも体制に反逆する人を次々と粛清して行くのも、革命防衛隊の重要任務なのです。
イラン革命防衛隊は核開発への資金調達も担っているので、まさしくイスラム原理主義国家の中心を成している存在なのです。
通常では、こうした防衛隊の役割は、ここまでの大規模な組織にはならないのが普通なので、イラン革命防衛隊はまさしくイスラエルモサドの宿敵、ナチスドイツSS親衛隊とソックリなのです。
これでお判りの通り、地上戦をやったらイラン革命防衛隊の存在があるので、戦争が長引いてしまうので、ハイテク攻撃で弱体化を狙っているのです。
アメリカとイスラエルは、地上戦に打って出ることはないので、弱体化されたといってもイラン革命防衛隊の権力基盤は残ってしまうので、民衆が蜂起しない限り、イランの民主化は難しくなってしまうのです。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。




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