忍者ライターの久保誠が語るシニアライフのデュラルライフ生活、田舎暮らしの本音と真実
本ブログはシニアライフのデュラルライフ生活を実践し、様々な田舎をリポートしてきた私の体験を基に記事を構成しております。 短すぎず長すぎず、簡単判りやすく、そしてバックグラウンドの視点をモットーとした内容です。

忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。

鳥取から発信、日本人の地元愛は健在だった

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鳥取から発信、日本人の地元愛は健在だった

元衆議院議員の宮崎健介氏が石破元総理の地元である鳥取県の衰退ぶりを見て、政治家としての石破総理の資質を揶揄したことが、ちょっとした物議を醸しているのです。

これが、ちょっとマズかったのは、宮崎健介氏は石破元総理の無能ぶりに対して愚弄するつもりだったのが、鳥取県の衰退ぶりを揶揄した形となってしまったことで、鳥取県民や地方人の怒りを買ってしまったからです。

いくら日本人が腑抜けにされていると言っても、どの県も地元愛というものは非常に強固なものがあることで、ここを突いてしまうと地元もおとなしく黙ってはいないので、宮崎氏はちょっと軽率だったなと感じるわけです。

ということで、今回は日本人の唯一の拠り所である地元愛の精神に迫るとともに地方の駅が何故これほど衰退してしまうのかの現実などをいつも通りの雑学タッチとオチャラケを交えて簡単に述べてまいります。

骨抜き日本人に唯一許されたのが郷土愛

戦後の日本人は、GHQによる日本人骨抜き政策の一環によって左の教育が徹底されたことで、国を愛するという愛国精神は完全に腑抜け状態とされてしまったのです。

そんな日本人に対して、愛国精神の代わりに唯一の支えとなったのが、生まれ故郷という郷土愛だったというわけです。

そうしたことで、生まれた地である郷土愛に関しては、ノスタルジー観の心の支えというアイデンティティに包まれることで敬愛と誇りの精神がひと際大きくなるのです。

それは、甲子園の高校野球のあの異様な熱狂ぶりを見れば地元愛が唯一の支えとなっていたことがよく判ろうというものです。(今は朝日のインチキ興行と判ってドッチラケ)

そうなると、日本人にとって地元は最後の拠り所となるので、地元を否定されることは看過し難いことになるというわけです。

鳥取の衰退を絡めて誤解を生む

カバゴン石破は、日本の衰退に拍車を掛けたメチャクチャ無能な人物なので、こいつを叩くことは多いに結構なことなのです。

何と言っても、あれだけ無能でも、オールドメディアや左翼さんたちからは気に入られていたことで、マスメディアの殆どはあのマヌケぶりをあまり伝えなかったし、左翼さんたちからはお褒めの言葉も頂戴していたくらいなのです。

カバゴン石破の無能ぶりを世に晒す為にもこいつをやり込めることは拍手喝采なわけです。

でも、それに地元を絡めてしまうと厄介なことになってしまうのです。

宮崎氏は、鳥取駅の周りの活気のない衰退ぶりを見て愕然としたという感じで記していたのですが、それは鳥取に拘らず地方の主要駅の殆どはみんなそれなので、そこを突かれてしまうと、お前に何が判るのだと怒りに変わってきてしまうのです。

地方のクルマ社会の現実を見逃していた

今の地方は、完全なクルマ社会となっていて、鉄道輸送は完全に過去のものとなり、鉄道の駅の殆どは衰退の一途を辿っているからです。

そうなると、地方の人間で賑わうのは、鉄道駅ではなく、駅から離れた郊外にあるショッピングモールが主流となっているというわけです。

地方はこうしてクルマが主流の社会となったことで、それを見込んで郊外店の出店も相次いだことによって駅前周辺で買い物をする客は殆どいなくなってしまい、駅を利用するのは少数の通勤者と学生の通学だけという感じなのです。

宮崎氏が目の当たりにした光景はそれなので、これをもって地方の凋落と地方創生の無策を決めつける物言いはどうなのかということなわけです。

というわけで、クルマ社会となった今の地方の主流を成すのは、駅前周辺ではなく、郊外にあるショッピングモールなどのサービスエリアだということなのです。

宮崎氏の場合、そこを見ないで駅の衰退模様だけを見て判断したことでバッシングを受けてしまったのです。

コンパクトシティ化の失敗で駅は衰退

でも、宮崎氏がいうのも事実のこと、この駅の衰退は確かに地方政治の無策ぶりもあるからです。

というのは、地方の場合、地方を活性化させる為に駅前の再開発などのコンパクトシティ構想を行って、莫大な税金を投下して駅のターミナルやコンコースを整備したにも拘らず利用する人が殆どいないという現実。

これは鳥取に限らず全国の地方で巻き起こっていることなのです。

こうして、結果的に地方に無駄な税金がばら撒かれていたことになるのです。

とにかく、都会人の場合、地方の駅の衰退ぶりを見ると、宮崎氏に限らず殆どの人は、なんじゃこれはと思ってしまうのです。

それくらいに哀れなムードで衰退しているからです。

それは都会に住む地方人もそうで、田舎帰りの度に自分の生まれ育った地方の駅が衰退して行く模様を目の当たりとすることで、愕然となってショックを受けるのです。

ということで、地方駅の模様は、その地方のジレンマの部分だけを見ていることになるのです。

実際の地方創生の活性化策は、地域観光などに力を注いでいるので、その部分も理解してくれないと困るわけです。

そんなことで、宮崎氏の場合は、都会人感覚で地方の衰退模様を述べただけで鳥取県を茶化すつもりは毛頭なかった筈です。

ただ、元国会議員という影響力のある立場の方としては、軽率であったことは間違いのないことです。

まあ、今回の宮崎氏に対する批判の渦は、郷土愛精神に火を付けてしまったことがマズかったのです。

郷土愛に火を付けたことで、全国の地方人たちも敵に回してしまったからです。

今や日本人に残された唯一のアイデンティティは郷土愛精神ということで、この精神を是非とも日本という国に対しても振り向けてもらいたいものです。

最後に一言、宮崎氏も軽率だったが、鳥取の知事も偉そうなことは言えない筈です。

鳥取駅は鳥取の入り口のシンボルなので、そこを朽ちたままの置き去りにしているのはどうしたことか、それでは誤解を生んでしまうのも当然のことです。

何より、ここには過去に莫大な税金が投下されてきたのです。

結局、全国の知事たちは、体のいい部分だけに化粧を施してごまかしているのです。

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