北方領土を「一番外国に近いところ」と発言

北方領土担当大臣である黄川田大臣が北海道根室市を訪れて、対岸から北方領土を視察した際、「一番外国に近いところ」と発言したことが波紋を呼んでいるのです。
う~ん、いくらなんでも、北方領土担当大臣の身である黄川田大臣がこれを言っちゃったら不味いですよね。
勿論、黄川田大臣には他意の意図はないのですが、この失言はすかさずマスメディアや野党の絶好の高市政権に対する攻撃ポイントに晒されてしまったのでした。
それにしても、自民党の政治家って、サービス精神が旺盛なのは判るのですが、なんでこうも失言が多いのでしょうか。
結局、北方領土問題は、進展する気配がないことで大臣であろうと気が緩んでしまっているのでしょうね。
ということで、今回は久々に話題を集めた北方領土問題に迫り、以前に取材した極一部を掘り起こして、雑学タッチとオチャラケを交えて語ってまいります。
「北方領土は日本人のものである」を心に刻む
黄川田大臣の発言は、北方領土をロシア領と認めたものであると受け取れかねないと問題視されているわけです。
北方領土に関しては、もう国民の熱が冷めてしまったことで、ここまで大騒ぎをするのも考え物という感じとなっているのです。
もはやこの期に及んでは惰性で「北方領土は日本固有の領土である」と言い続けなければならないというわけです。
まあそうは言っても、あのロシアが相手では「択捉島」や「国後島」は、もう帰ってこないのは判り切ってしまったので深く考えてもしょうがないことですけどね。
それにしても、相手が悪すぎ、還ってくるはずもない、あの島に執拗に拘り関心を持つことは税金の無駄でもあるわけです。
でも、北方領土も竹島も尖閣諸島も、もういりませんなんて態度を取ったら世界中から笑いものにされるだけなのです。
領土問題というものは世界中で発生していて、どれもこれも国家の威信をかけて挑んでいるからです。
だが結局これも、日本の場合は敗戦国の弱みで強く出ることは出来ないので、相手の完全なペースに嵌められているというわけです。
そうしたことで、残念ですがこれからは「北方領土は日本人のものである」それを心に刻み込めばいいことと思うのです。
北方領土は日本一の巨大な島だった
北方領土に関しては、過去に別口で取材してきた経験があることで、その一部を記してみます。
日本人が北方領土で知らないこと、その一つが「択捉島」と「国後島」の巨大さなのです。
何と言っても、「択捉島」の大きさは3182.7k㎡という超ビック級の大きさで、沖縄の大きさが1207.9k㎡なので、その規模の大きさには圧倒されますよね。
しかも「国後島」の面積も1498.6k㎡なので、沖縄より大きいというから驚きです。
あの利尻島は大きな島と言っても182.2k㎡、礼文島は81.0k㎡しかないのです。
いかに「択捉島」や「国後島」が巨大な島であるかが判りますよね。
これでお判りの通り「択捉島」や「国後島」が日本の手元に合ったら北海道の観光景気は大変なものであった筈なのです。
北方領土は資源の宝庫だった
実は「択捉島」や「国後島」などの北方4島は金、銀、銅、鉛、亜鉛などの採掘鉱区が無数に存在する資源の宝庫なのです。
しかも「択捉島」には、世界的にも希少資源であるレアメタルが埋蔵されていることも判ったのです。
そうしたことで、「択捉島」や「国後島」の存在があったら、漁業資源だけでなく、日本の新たな鉱山開発の要となっていたことで、あらゆる経済が動き出し、レジャーランドや温泉施設などは勿論のこと、様々な移住促進に向けた大事業が展開出来たことでしょうね。
下手すると10万人規模の雇用の創出も図れたことだし、勿論、空港も建設出来るので、莫大な利益をもたらせたことは間違いありません。
「択捉島」には、南に留別湾、宇多須都湾、内保湾、萌消湾などのいくつもの湾があるのですが、湾の地形をうまく利用すれば、函館のような街がいくつも出来上がる可能性もあるのです。
「択捉島」や「国後島」の開発が出来たとしたら北海道経済は勿論のこと、日本全体が潤うことになるので、そのビジネス効果計り知れない規模となった筈です。
大人になってロシアを牽制する
散々、北方領土の利点を記してまいりましたが、ここからは、還ってくるはずもない、あの島に執拗に拘り関心を持つことは、もうやめたほうがいいという、北方領土に関して、敢えてキツイ言い方で、現実を直視してみます。
「北方領土なんてもういらない」確かにロシアとの交渉を見るにつけ、そう叫びたくなるのはよく判りますよね。
彼らが、求めているのは日本の援助だけ、金をむしり取るのみなのです。
それは、インフラ整備や医療技術の援助、農作物の供給、小売業、流通システム、ごみ処理施設などの環境整備など多岐にわたります。
しかし、これは、やればやるほど返還どころかロシアの為にロシア化を完全定着させることを意味しているのです。
要は、適当なエサをまいて、日本政府に金を出させて開発もすべてやらせようというロシアの見え見えの魂胆なのです。
どう見たって還ってくるわけがない、でも、「いらない」は不味いのです、ここはれっきとした日本の領土なのだから、せめて、「北方領土はいるけど、だからなに?それがどうしたの?」に滅茶苦茶トーンダウンしてみたらと思うのです。
「北方領土なんてもういらない」と言い切ったら相手の思う壺、「あっそう、放棄したのね」と捉えられることになる。
それこそ、ロシアだけではなく、それをきっかけに、反日マスメディアや売国奴連中が次のターゲットをあら捜しして、韓国、中国に献上することとなるでしょうからね。
先ほども話した通り、放棄は、国際社会からも嘲笑されてしまうし、ここは、大人になるということです。
北方領土が還らなくとも誰も困らない
北方領土は、日本人が取り残されているわけでもないし、元島民がどうのと言っても、戦後80年も経っていて今更望郷の念もないのです。
申し訳ないが、元島民に関しては、国の税金で島を訪問できるビザなし交流で、その目的は果たせたのではと思うのです。
元島民も、訪れるたびにロシア人の数が増え、完全にロシア化した島の姿を見るにつけ、もう、こんなところには住めるはずはないと誰もが思っている筈なのです。
第一、ロシア人と同居なんか出来るはずなどないのです。
元島民の生活基盤は日本本土だろうし、水産漁業関係者にしても80年も、この生活習慣を送っているので、島が戻ってこなくとも切羽詰まった話ではないわけです。
早い話、北方領土が還らなくとも今更、誰も困らないのです。
そう、それこそ利権が安泰なので今のままがいいのです。それが本音なのです。
何度も言うように、これからは「北方領土は日本人のものである」それを心に刻み込めばいいことなのです。
それにしても、野党もマスメディアも国を守るという愛国の精神を徹底否定しているのに、こんな発言で騒ぎ立てるのは、あまりに滑稽なことですよね。
ということで、北方領土に関しては、ストックしている記事が山ほどあるので、またの機会にご報告します。
忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。





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