丸投げが招く陰湿体質:しょうがなしに受け入れてやるという実態
今回も引き続き、地方創生のばら撒き丸投げが招く、悪しき陰湿な体質に迫り、田舎の上から目線の実態を簡単判りやすく解説してまいります。
田舎暮らしのベールが剥されてきた
「しょうがなしに受け入れてやる」という態度がミエミエとなった田舎の閉鎖的な体質。
新参者を受け入れるとなると、就職でも趣味の世界でも上から目線の論理はつきものなので、この程度はむしろよくあることです。
田舎暮らしの場合も、これこそが本音だし、これが田舎の常識ということを示したかったのでしょう。
どの地域でも、よそ者に対する地元の上から目線は当たり前のこと、受け入れてやるのだから、集落のしきたりには当然従って頂くということです。
田舎は閉鎖そのものなので、よそ者がでしゃばることなど出来ないのです。
ポット出の都会の人間が田舎に旋風を巻き起こそうなどは100年早いというわけです。
そんなのは当たり前のことですよね、私が見てきた田舎へ移住された方々はそんな高飛車な人は一人としていませんでした。
皆さん、控えめなごく普通の方たちばかりです。
では何故これほどのミスマッチだらけとなるのでしょうか、それは丸投げという悪しき習慣がこの過剰感を蔓延させているのです。
何度も言う通り、ばら撒いて丸投げしてしまうと、貰った人間は自分の懐のものと勘違いをするので、土着の人間の陰湿な過剰反応に火がついてしまい、田舎特有の修羅が巻き起こされるからです。
税金を使ってその言い草はない
でもねえ、何度も言うが、そもそもこの事業は、人の減少で税収が逼迫してしまい、田舎が困り果てた上の田舎救済のための措置なのです。
それなのに、ここまでの上から目線で本心をさらけ出す神経はモラルセンスの欠如の極みともとれるのです。
結局、田舎の人間は謙虚さも無ければまったく変わっていないということ、それではいくらお金を投資したところで、空回りしてしまうのは当たり前のことなのです。
こうしたゴタゴタは、何も今に始まったことではなく、随分と前から定番化した話なのです。
なぜ、表面化してこなかったのかは、マスコミの田舎暮らし推奨のまやかし報道のスタンスによって、敢えてはぐらかされてきたからです。
とにかく、マスコミのまやかしキャンペーンが酷すぎです、田舎の自然を褒めちぎりの宣伝状態で突っ走ってきたので、肝心要の住むに当たっての本命のライフスタイル自体が二の次とされてしまったのです。
移住して初めて判ること、その典型が、「田舎は物価が安くて暮らしやすい」という大嘘です。
まあ、この話は別な機会に触れますが、田舎で安いのは土地の値段だけ、田舎の土地は何の価値もないのでタダ同然、都会の人間は土地を格安で提供してくれるという田舎もんの小ズルいトリックに嵌まってしまうのです。
なんといっても、田舎はクルマなくして生活がままならないので、クルマを所有するだけで大きな負担となるのです。
結局、こうして土地以外は何もかもが割高となってしまうのです。
明日も引き続き田舎での葛藤模様に迫ります。
コメント