海側での田舎暮らしは高台に住め
田舎暮らしや二拠点生活のデュラルライフというと山間の自然の地や山奥ばかりに目が行きがちとなるので、海側が見落とされているのです。
でも、日本は島国なので海側の田舎も多いのです。
海側の田舎というと漁村をイメージしますよね、漁村は海の利権が巣くう閉鎖社会が築かれている地域なので、海も山間の集落同様甘くはないのでした。
山側とは違う海側のリスク
海側の地域は山と比べて明るさがあると思われがちですが、人の場合は、これもまた山以上に閉鎖的なのです。
それは漁協を見れば納得です。どの漁協も地域の独占欲がとても強く気性も荒いので、よそ者は受け付けないという姿勢が強いからです。
まあ、こうなると、とてもではないが、よそ者が漁村で田舎暮らしなどあり得ないわけです。
海は誰のもの?海はみんなのものに決まっていますよね、けど、漁師たちにとって海は生活の場であり、自分達のものという自負があるのです。
こうなると、漁村でスローライフなんてあり得ないしそれは誰もが判ること、漁村は自分達先住者が中心なので、移住者を受け入れる発想は極めて低いのです。
まあ、彼らの言うことにも一理あるし、海を職業としている漁師からすれば、海を遊びと心得る定義は相容れないものなので、海よりでの田舎暮らしやデュラルライフを求めるなら、漁村からは離れることが鉄則だということです。
私のようにリタイア後は海を眺められる生活をと願う人は非常に多い。
しかし、海はただ見ているだけでは飽きるもの、海で趣味を活かせれば、海の価値は数倍に膨らむし、飽きも来ません。
そもそも海に憧れを持つ人は、釣りやサーフイン、ダイビングなどのマリンレジャーの趣味を持つ人が多いのです。
要はそれが可能かどうかという視点で考えることです、漁師町では海で遊ぶのは子供くらい、よそ者が釣りをするだけでも目立ってしまうのです。
ここに来て漁師の募集が頻繁に行われ出したのですが、漁師になろうという心がけがあれば漁師町に住むのも理解出来ますが、デュラルライフ生活ではあり得ない話なので、漁村からは離れることが鉄則なのです。
しかし、侮ってはいけないのは、海は美しいだけではないということ、海の本当のリスクは人ではなく自然なのです。
海は山以上に自然の猛威が付き物なのです。
ロケーションがいいからと言って素人考えではダメなのです。
海との共生を望むなら最低限の知識と常識を持たねばなりません。
ということで、海での住まいは山間などの高台に位置することが最低条件なのです。
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