南国土佐の悪代官パート3:地方創生の意義が問われる
今回も昨日に続き土佐市が所有する観光施設での不当な立退きをめぐる一件にスポットをあて簡単判りやすく解説してまいります。
悪代官を生み出してしまう丸投げの悪習
成功したらお役目ご苦労というお上の如くの上から目線の退場宣告のドタバタ劇。
地方創生の田舎移住の実態は、市町村独自の展開となるので今迄は殆どベールに包まれてきたのです。
その実態がここであからさまにされたことはとても意義のあることなのです。
立場の強い指定管理者の理事長から突然の退去通告を受けたカフェオーナーたちは、セクハラ、パワハラ紛いのことをされたという、この模様を記したツイッターは確かにインパクトがあった。
こうして、この話題は瞬く間に全国に拡散され大騒ぎとなるのでした。
これはどう考えてもこの勘違いの悪代官が悪いに決まっていますよね。
実は、この話はこれだけでは終わらないのです。
ここから見えてきた藪の中の真相、これは考えようによっては地方創生という国家の重要な国策事業の存続の意義が問われかねない危機をはらんでいるからです。
ここで炙り出された実態を紐解いていくにつれ、この事業形態自体があやふやなもので、国の税金、地方にばら撒かれる交付金が、いかにいい加減な状態で消費されているかの現実、そして税金を食い物にしている地方の実態が見えてくるからです。
結局、これは役所と悪代官がタッグを組んだ出来レースともいえることなのです。
この話の真相は最後で紐解くとして、それでは先ずは、今回の土佐市で起きたツイッターでの告発から発展した騒動のあらましから再度始めて行きます。
日本は勧善懲悪の弱きを助け強気をくじく世界⁈であるはず
一方的な告発ではあるが、この内容を読めば、こんな理不尽なことをされたらこれくらいの反撃を加えるのは当然のこととも思えるので、誰もが告発者に同情が集まり、告発者の側に立って拡散して行くことは当たり前のことです。
この勇気ある行動は全国で同じような立場に置かれている移住者の方たちや地域おこし協力隊員など弱者側への励みと精神的な支えとなったことは事実だし、そして何より国や地方自治体に警鐘を促したのです。
そして、これだけのSNSでの大騒ぎによって大変な数の同調者が集まり大いなる腹いせになったことは確かのことです。
だがしかし、このやり方だと、もはやここにはいられないという事態に発展するのです。
喧嘩をしたらよそ者は出て行くしかないからです。
明日もこの話の続きです……。
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