スローライフと田舎暮らし:スローライフはせっかちを治す特効薬
せっかちな人にはスローライフのペースは合わないとよく言われています。
まあ、スローライフのマイペースとせっかちは相反するので、そう思われがちになるのです。
しかし、それだと、日本人には、スローライフは適していないとなってしまうのです。
何故なら、日本人の殆どはせっかちだからです。
だからスローライフはせっかちな人には向かないは嘘なのです。
そうではなく、スローライフこそはせっかちな日常から解放させるものであり、せっかちな気持ちを改善するものでもあると考えて頂きたいものです。
すべての物事は行動ありきなので、せっかち感も、自分で行動して改めていかない限り、自然には解消出来ないものなのです。
そう、スローライフはせっかちな自分をスローペースに変えるための方策の一つでもあるのです。
それにしても、日本人は何故これほどまでせっかちなのでしょうか。
それは世界でも類を見ない日本社会の分刻みの時間の行動の風習からくるものなのです。
要は強制された労働搾取の働きアリされて、せっかち根性が染みついてしまったからです。
そしてそれは、常に成果を求められるという結果がすべての競争社会なので、せっかちにならざるを得ない世界なのです。
ということで、ビジネスライフの中では、せっかちが強ち悪いとは言えない部分もあるわけで、せわしない日本のビジネス社会を生き抜くには、いくら何でもスローペースではダメ、せっかちのほうが許されるのは当然のことでしょう。
しかしながら、リタイアしてもせっかちのままではつまらない余生を送るはめとなります。
リタイアしても、せっかちのままの人は、職場のトラウマを引きづっているからです。
常に時間に追われているように錯覚し不安を感じてしまい、何かに追われ、達成しなくてはならないというプレッシャーが頭から離れないのです。
実はせっかちは体に良くないのです。せっかちは、ストレスを溜めやすいので、疲れも倍加して行き、体調不良も招くのです。
せっかちだと、気持ちに余裕がなくなり、短気でイライラすることが多くなり、急ぐ必要もないのに、焦りばかりが先に立つので、食事も早いし、歩くのも早い、瞬時で次の行動を決めてしまうのです。
しかし、職務の慌ただしさから解放され、日常までも、せっかちを引きずっていては、精神衛生上もマイナスなのです。
プライベートな空間となれば、せっかち思考を消し去り、スローペースな気分に浸ることが一番なのです。
せっかちを引きずると、取り組んだはいいが、結果重視のあまりに、苦労してきた途中の経過がへし折られ、楽しさを感じないのです。
しかし、スローペースになることで、本当に大切だったのは、結果だけではなく、自分が本当に頑張ってきた途中のプロセスであったことにやっと気付くのです。
スローライフは、結果がすべてではなく取り掛かることで楽しさが始まるのです。
ここでも散々、提言してきたように、スローライフにはせっかちを克服するヒントがたくさんあるということなのです。
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