忍者ライターの久保誠が語るシニアライフのデュラルライフ生活、田舎暮らしの本音と真実
本ブログはシニアライフのデュラルライフ生活を実践し、様々な田舎をリポートしてきた私の体験を基に記事を構成しております。 短すぎず長すぎず、簡単判りやすく、そしてバックグラウンドの視点をモットーとした内容です。

忍者ライターの久保誠が「デュラルライフ」「田舎暮らし」「シニアライフ」「スローライフ」「海外ロングステイ」の情報と「雑学のすすめ」を主題として、ソフトタッチに日々の出来事、経済、国際情勢、政治、芸能、歴史のウンチクなどを語ってまいります。

南箕輪村の村長は元地域おこし協力隊員

地域おこし協力隊

南箕輪村の村長は元地域おこし協力隊員

地方創生の要として登場した地域おこし協力隊の話題を4回にわたってお話してまいりましたが、その実態を紐解いて行くと様々なアンマッチの実態が浮かび上がってきてしまい、話の内容がどうしてもネガティブケースとなってしまうのでした。

結局のところ、地域おこし協力隊の場合、どんなに隊員としての器量や資質があったしても、ウィンウィンの関係ではなく、自治体に管理された低所得の助っ人稼業という身分に追いやられてしまうのです。

ということで、地域おこし協力隊員は格付けが低いことで無下に扱われてしまうというケースが多くなってしまうというわけです。

そうしたことで、地域おこし協力隊員が地方の役所などをリードして地方の活性化に繋げているという話は余り聞いたことがありません。

やはり、地域おこし協力隊員は地方創生の助っ人ではなく、協力隊員は各地で無下に扱われてしまう体のよい使用人ということなのでしょうか。

元隊員が村長となった南箕輪村の特異ケース

地域おこし協力隊に関して残念な噂ばかりが広がる中で、元地域おこし協力隊員の方が赴任先の村で村長に就任するという自治体が存在するというのです。

それこそは、長野県南部に位置する上伊那郡にある人口1万6千人規模の南箕輪村の存在なのです。

南箕輪村の藤城栄文村長こそは、地域おこし協力隊員として南箕輪村に赴任したことがきっかけで、南箕輪村の村長選挙に立候補して村の新しいリーダーとなった方なのです。

ということで、藤城栄文村長の生まれは東京世田谷の都会育ちなので、長野県の南箕輪村とは何ら縁もゆかりもないのです。

それにしても何で、閉鎖的な田舎の地でよそ者が村長などになれてしまったのでしょうか。

実はこの南箕輪村は地方創生の移住促進が大成功した唯一の地域なのです。

それは、南箕輪村の場合、新しくニューシティの開発化が進み移住者たちのコミュニティの造成が広がって行った土地だからなのです。

南箕輪村は長野県の中でも開発から取り残されてきた地域であったことで、移住者たちがニューシティのコミュニティを作り上げることが出来たからです。

こうして、移住者が移住者を呼ぶという形で活況を呈してしまい、移住促進策が大当たりとなった地域なのでした。

南箕輪村の成功は、南箕輪村は土着の人間がとても少なかった地域なので、移住者たちのコミュニティで先進的な環境を築き上げることが出来たからです。

それは、上伊那郡の地域は独特な地形故に水源の確保が出来ないという難点のある地域だったからです。

この地域は水がないことで、人が住むことが出来ない不毛の地域だったというわけです。

ところが、昭和40年代に入って水源の確保が一挙に解決されたことで、周辺地域から移住者たちが一挙に拡大したことで、南箕輪村全体に集落が形成されたのでした。

そう、南箕輪村の住民の殆どは、50年ほど前に移住をしてきた人ばかりなので、地域的な伝統やしきたりなどは存在しない地域なので、移住者と先住者との共生が上手に図れたわけです。

要は土着のしがらみがないことに尽きるというわけです。

南箕輪村は南アルプスや中央アルプスという大自然のロケーションに囲まれているので、台風などの自然災害から遮断さるという特異な地形でもあるので、水さえ確保出来た今となっては恵まれたユートピア、理想の地となったというわけです。

南箕輪村の実情に関しては、近々に発行する著書でも取り上げてまいりますので、是非ともご覧になって頂ければと存じます。

よろしかったらお願いします。

 

 

 

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